beacon

6選手がゴール奪取!! 城福監督復帰のFC東京、チョンブリに9発圧勝でACL本戦へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.9 ACLプレーオフ FC東京 9-0 チョンブリFC]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフが9日、味の素スタジアムで行われ、FC東京チョンブリFC(タイ)と対戦した。試合開始早々にオウンゴールで先制したFC東京はFW阿部拓馬、MF東慶悟が加点して前半だけで3点のリードに成功。FC東京は後半も攻撃の手を緩めずに6点を加えて9-0の完封勝利を収め、ACL本戦出場を決めた。

 10年以来、6年ぶりに城福浩監督が復帰したFC東京は移籍組5人を先発起用。システムは4-4-2を採用し、GKに秋元陽太、最終ラインは右からDF徳永悠平、DF森重真人、DF丸山祐市、DF駒野友一、ボランチにMF米本拓司とMFハ・デソン、右サイドハーフにMF水沼宏太、左サイドハーフに東を配置し、2トップにFW前田遼一と阿部を並べた。[スタメン&布陣はコチラ]

 いきなり試合を動かしたのはFC東京だった。前半6分、立て続けにCKの好機を得るとMF水沼宏太の蹴り出したボールが相手選手のオウンゴールを誘い、スコアを1-0とした。さらに同9分には左サイドから切れ込んだ水沼のラストパスを受けた阿部が右足シュートでねじ込み、リードを2点差に広げる。

 攻撃の手を緩めないFC東京は前半12分、米本のスルーパスから抜け出した水沼が決定機を迎えたものの、シュートは相手GKにストップされてしまう。その後も好機を生み出すが同29分に前田とのパス交換から水沼が放ったミドルシュート、同30分に左サイドの展開から再び水沼が迎えた好機がともに相手GKに阻まれてしまい、追加点を奪うには至らなかった。

 しかし前半34分、水沼の浮き球のパスから右サイドを駆け上がった徳永の折り返しをゴール中央に走り込んだ東が右足で流し込み、スコアを3-0とした。

 前半だけで3点のリードを奪ったFC東京は、後半9分に追加点を奪取する。最終ラインの森重が送ったロングパスを左サイドで受けた東が落ち着いてゴール前にラストパスを送ると、走り込んだ前田がネットを揺らしてリードを4点差に広げる。さらに、同10分には左サイドを駆け上がった駒野のクロスを米本がヘディングで合わせてゴールを陥れ、スコアは5-0となった。

 直後の後半11分には東に代えてMF河野広貴がピッチに送り込まれる。すると同16分、右サイドの徳永が送ったクロスを水沼がジャンピングボレーで合わせて6点目。同17分には阿部に代わり、DF橋本拳人がインサイドハーフに送り込まれ、ハ・デソンをアンカーに置いた4-3-3へとシステムを変更する。

 その後もゴールを脅かし続けるFC東京は後半28分に水沼のクロスを河野が鮮やかに合わせて7点目、同39分にはオウンゴールで8点目、アディショナルタイムには河野が自ら得たPKを沈めて9点目を記録。守備陣もチョンブリに得点を許さずに9-0の圧勝を収めた。

 プレーオフを勝ち上がり、4年ぶりのACL本戦出場を決めたFC東京は全北現代(韓国)、ビン・ズオン(ベトナム)、江蘇蘇寧(中国)と同組のグループEに入り、初戦は2月23日にアウェーで全北現代と対戦する。

(取材・文 折戸岳彦)

●ACL2016特設ページ

TOP