[5.25 ACLラウンド16第2戦 FCソウル 3-2(7PK6) 浦和 ソウル]

　浦和レッズはFCソウルに敗れた。AFCチャンピオンズリーグのラウンド16、敵地での第2戦を戦った浦和は、延長戦に入ってFW李忠成が2得点を奪うなど、意地を見せてPK戦まで持ち込むが、8人目のMF駒井善成が失敗して力尽きた。前日にはFC東京が敗退。“日本勢最後の砦”の浦和も敗れたことで、日本勢は16強で全チームが姿を消した。

　日本代表GK西川周作にとっては魔のPK戦となってしまった。PK戦のFCソウルの3人目、MFオスマール・バルバのキックが枠を大きく外れたことで、浦和が一歩リードを奪った。そして先攻の浦和の5人目が決めれば勝利を手にする状況まで持ち込んだ。

　ここで登場したのが西川だった。ボールをセットし左足を振る。しかしコースが甘く正面に飛んだシュートは、無情にもGKユ・サンフンに弾かれてしまう。サドンデスに突入してからは、頑なに右に飛んでセーブを試みるが、逆を突かれる。駒井が失敗した後のDFキム・ドンウのシュートも難なく決められてしまった。

　PK失敗を引きずるかのようなリズムの悪さ。西川もその場に崩れ落ちるしかなかった。

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