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GL突破に懸けるG大阪、痛恨ドローで自力突破の可能性消滅…

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MF堂安律は1ゴールを挙げたが勝利には結びつかなかった

[4.25 ACLグループH第5節 G大阪3-3アデレード・U 吹田S]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)3連敗中、敗れればグループリーグ敗退が決まるH組最下位のガンバ大阪は、ホームでアデレード・ユナイテッド(豪州)を迎えた。前半12分までに2点を奪ったが、後半12分に追いつかれてしまう。FW長沢駿が勝ち越し点を奪ったが、終了間際にアデレードに同点弾を許しドロー。勝ち点を4にのばしたものの、順位は最下位のままとなり、グループリーグ突破は厳しいものとなった。

 21日のJ1・大宮戦を6-0の大勝で飾ったG大阪は、MF遠藤保仁とFW長沢駿が先発に復帰。大宮戦と同じ4-4-2の布陣を敷き、2トップには長沢とMF堂安律が入った。
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 試合は立ち上がりからホームのG大阪が圧倒。すると、DF藤春廣輝のシュートで奪った6分の左CK、遠藤の右足から放たれたボールを長沢がニアサイドで合わせ、わずか6分で先制に成功する。

 さらに、12分には敵陣でボールを持った堂安がミドルレンジから左足を一閃。強烈なシュートがゴール右に刺さり、G大阪が幸先よく2点を先行した。
 
 38分にはMF倉田秋のパスを受けた藤春が再び左CKを得ると、先制点と同じようなコースに遠藤がボールを供給するも、3点目とはならなかった。

 序盤はボールが落ち着かなかったアデレードも、中盤の底のMFイサイアス・サンチェスを中心にボールが回り始める。しかし、出足の鋭いG大阪がアドレードの攻撃の目を摘んでいき、時間は過ぎていく。2-0のまま前半が終わるかと思われた43分、FWババカル・ディアワラの折り返しをFWセルヒオ・シリオが合わせる。最初の決定機をものにしたアデレードが1点を返して、前半を終えた。

 後半に入って最初のチャンスはアデレード。ディアワラのミドルシュートがゴールマウスをとらえたが、これはGK東口順昭が好セーブでしのいだ。ところが後半9分、FWジョーダン・オドハーティにミドルシュートで同点弾を許してしまう。

 それでもG大阪は直後にDFオ・ジェソクがPKを獲得。名手・遠藤がキッカーを務めたが、シュートはクロスバーを越えてしまい勝ち越しのチャンスを逃してしまった。

 攻めるG大阪は、藤本に代えてMF泉澤仁、遠藤に代えてFWアデミウソンを投入する。

 すると32分、オ・ジェソクが右サイドを突破して中央に入れると、FW長沢駿がDFともつれながらも合わせて、3-2と再びリードした。

 終盤にはDFファビオを投入した5バックでゴールを前を固めたG大阪。しかし、アディショナルタイムにFKからディアワラに3点目を献上。5分以上におよぶアディショナルタイムでゴールを奪えず、痛恨のドロー。ゴール裏のサポーターからはブーイングが飛んだ。

(取材・文 奥山典幸)

●[ACL]GL第5節1日目スコア速報(日本勢)

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