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済州の控え選手がピッチに乱入し阿部にひじ打ち…試合後も大乱闘で槙野はロッカーへ逃げ込む

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試合後、済州の選手に追い回されたDF槙野智章が走って逃げる

[5.31 ACL決勝トーナメント1回戦第2戦 浦和3-0(延長)済州 埼玉]

 歓喜に包まれるはずの埼玉スタジアムが騒然となった。延長後半9分の劇的決勝点で2試合合計3-2とした浦和レッズが逆転でベスト8進出を決めたが、タイムアップのホイッスルが鳴ると、敗れた済州ユナイテッドの選手、スタッフがピッチに乱入。至る所で小競り合いが起こる大混乱となり、済州の選手に追い回されたDF槙野智章が走ってロッカールームに逃げ込む姿もあった。

 この乱闘騒ぎの中、主審は後半31分にベンチへ下がっていたDFクォン・ハンジンにレッドカードを提示。試合後とはいえ、済州にとってはこれが3人目の退場者だった。後半36分、DFチョ・ヨンヒョンが2枚目の警告で退場。延長後半アディショナルタイムにも浦和がコーナー付近でボールキープした際、これに済州の選手が激高して乱闘が起きた。驚くべきことに控え選手のDFペク・ドンギュがビブスを着た姿がピッチに乱入。ピッチを猛ダッシュで横断してMF阿部勇樹に飛び掛かり、ひじ打ちを食らわせた。

 ペク・ドンギュは当然、一発退場。乱闘のきっかけとなった浦和FWズラタン、済州MFクォン・スンヒョンに警告が出たほか、MF武藤雄樹にもイエローカードが示された。試合後を含め、両チーム合わせてレッドカード3枚、イエローカード8枚。済州の選手に勝者を称える姿はなく、前代未聞の乱闘劇となった。

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