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浦和の堅守に敵将ビラス・ボアスも脱帽「これといったチャンスをつくれなかった」

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上海上港を率いるアンドレ・ビラス・ボアス監督

[10.18 ACL準決勝第2戦 浦和1-0上海上港 埼玉]

 敵将も脱帽だった。FWフッキ、MFオスカルら強力な攻撃陣を擁した上海上港(中国)だが、浦和の堅い守りを最後までこじ開けられず、0-1の敗戦。2試合合計1-2となり、初の決勝進出は果たせなかった。

 アンドレ・ビラス・ボアス監督は試合後の記者会見で「浦和の守備は非常に良かった。隙間が空いたらすぐ封じる対策を取っていた。その戦術は、私が見ていてもとても良かったと思う」と、浦和の組織的なディフェンスを率直に称えた。

 昨年11月から上海上港を率いる指揮官はジョゼ・モウリーニョ監督時代のポルトやチェルシー、インテルでアシスタントコーチを務めた。自身も監督としてポルトを率い、10-11シーズンにはポルトガルリーグやヨーロッパリーグ(EL)など4冠を達成。その後、チェルシー、トッテナム、ゼニトなどで監督を歴任した。

「浦和は非常にいいチームだ。私がアジアに来たばかりのころから、ずっと浦和に注目してきて、その素晴らしいプレーに驚くこともあった。常にいいサッカーをしており、パスは美しいものだった」

 そう浦和への印象を語ると、「今日も我々はずっと攻撃していたが、浦和のDFラインを突破できなかった。浦和のDFラインには何人か代表選手がいると聞いている。あらためて強いと感じたし、とても強いディフェンスの前にこれといったチャンスをつくれなかった」と完敗を認めた。

(取材・文 西山紘平)

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