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セルジーニョが止まらない!!驚異のACL5戦連発に「叫んだら言葉が通じた」

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ACL5試合連続ゴールのFWセルジーニョ

[11.3 ACL決勝第1戦 鹿島2-0ペルセポリス カシマ]

 背番号18が止まらない。鹿島アントラーズのFWセルジーニョがACL5試合連続ゴール。1-0で迎えた後半25分、右サイドからセルジーニョがFKを蹴り込むと、そのセカンドボールから相手クリアのこぼれ球をMF三竿健斗が拾い、ゴール前に浮き球のパス。これに反応したセルジーニョが左足ボレーで合わせ、ゴール左に流し込んだ。

「FKを蹴って、クリアするかしないかという状況の中、三竿選手に叫んだら何とか言葉が通じたみたいで、パスをくれた。あとは決めるだけだった」。今夏、テクニカルディレクターに就任したジーコ氏の誘いで、ブラジルの名門サントスFCから完全移籍で加入。8月28日のACL準々決勝第1戦の天津権健戦で来日初ゴールを記録すると、そこから準々決勝第2戦、準決勝第1戦、準決勝第2戦、決勝第1戦と5戦連発中だ。

「一番の要因はチームメイト、スタッフ、フロント、サポーター、いろんな人が信頼してくれて、スムーズに溶け込むことができている」。そう周囲に感謝する23歳は「だれが点を取るかは重要ではない。自分が点を取っても、タイトルを手にできなければ意味がない。全員で点を取っているつもりでいる」と、フォオザチームを強調した。

 3万5022人の観衆が詰めかけたホームでの第1戦に先勝し、「この雰囲気をつくってくれたサポーターに感謝したい。ピッチの上で恩返しを果たすことができて良かった」と笑顔を見せたセルジーニョ。アザディスタジアムでの第2戦は約10万人の相手サポーターで埋め尽くされることが予想されるが、「そういう素晴らしい雰囲気でやれるのは願ってもない環境。10万人、12万人いようが、ピッチの中は11人対11人。その11対11の戦いに全員で競り勝ってタイトルを取ることができれば」と力強く言い切った。

(取材・文 西山紘平)

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