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美しい先制弾沈めた浦和FWファブリシオ「サポーターに勝利を届けたかった」

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浦和レッズMFファブリシオ

[10.2 ACL準決勝第1戦 浦和2-0広州恒大 埼玉]

 チームに勢いをもたらす一撃となった。浦和レッズFWファブリシオは「無失点で第1戦を勝利できて、素晴らしい日になった」と喜びを表した。

 試合を動かしたのはファブリシオの右足だった。前半19分、左サイドでボールキープしたMF関根貴大からパスを呼び込むと、素早く反転。「これまでの試合はマークが厳しくてシュートブロックされる状況があったので、2タッチで素早いプレーを心掛けた」と迷わずに右足を振り抜く。勢い良く飛び出したボールは横っ飛びしたGKから逃げていくような弾道を描くと、鮮やかにネットを揺らして先制点が生まれた。

「ゴールが決まった時は感極まって何をすればいいのか分からない状況だった。GKが少し前に出ていたので、枠に向けて強く打とうと思った。強いボールが枠に飛べばGKにとって難しいボールになるだろうと思った」

 自身は後半22分にピッチを後をしたが、同30分に関根が追加点を奪ったチームは2-0の完封勝利を収めて先勝。公式戦での勝利は11試合ぶりということもあり、「10試合勝てていなかったけど、毎試合最後まで力強く応援してくれるサポーターに勝利を届けたかった」と常に後押ししてくれるファン・サポーターに久々に白星を届けられたことに笑顔を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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