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川崎FはACLベスト16で敗退…PK戦死闘制した前回王者・蔚山現代が準々決勝へ

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PK3-2で競り負けた川崎F

[9.14 ACL決勝トーナメント1回戦 蔚山現代 延長0-0 PK3-2川崎F 蔚山]

ACLは14日、決勝トーナメント1回戦を行い、川崎フロンターレは前回王者・蔚山現代(韓国)と対戦した。0-0のまま突入した試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入。PK3-2で蔚山現代が勝利し、準々決勝進出を果たした。川崎Fはベスト16で大会から姿を消した。

現在日韓の国内リーグ首位に君臨する両者は、それぞれ6戦全勝で予選を突破した。前回王者・蔚山現代との一発勝負は蔚山文殊フットボールスタジアムにて、無観客開催となった。川崎Fは4-3-3の布陣で、3トップは右にFW家長昭博、左にFW小林悠、中央にはFWレアンドロ・ダミアン。前半13分にはレアンドロ・ダミアンのパスを受けたMF脇坂泰斗が右足シュートを打ったが、これは枠外。対する蔚山現代は鋭いカウンターからチャンスを創出し、流れを引き寄せる。

蔚山現代は前半23分、左後方からDFホン・チョルがクロスボールを供給し、ニアサイドのFWオ・セフンがドンピシャヘッドでゴールを強襲。決定的な形だったが、これはGKチョン・ソンリョンのビッグセーブで難を凌いだ。

スコアレスで前半を折り返すと、後半立ち上がりは川崎Fがベースを握るが、なかなか得点にはつながらない。蔚山現代は後半23分、FWオ・セフンがPA手前から右足で強烈なミドルシュートを打ったが、わずかに枠の上に外れた。川崎Fは後半35分、左FKの場面で脇坂がロングボールを供給。DF山村和也が競り合い、DFジェジエウが右足シュートを狙ったが、威力が弱く、GKチョ・ヒョヌに防がれた。

 90分では決着が付かず、試合は延長戦に突入。互角の戦いが繰り広げられ、延長前半16分には川崎Fにチャンス。FKの流れから、知念がヘディングシュートで狙ったが、GKチョ・ヒョヌがスーパーセーブ。対する蔚山現代は延長後半15分、左CKの場面でMFユン・ビッガラムがクロス。GKチョン・ソンリョンが取り切れず、わずかにMFキム・ジヒョンが競り勝つと、ボールはゴール方向へ向かい右ポストを直撃した。

 ヒヤリとさせられた川崎Fだったが、ゴールレスのままPK戦に突入。互いに1人目は成功したが、2人目は失敗。3人目のFW遠野大弥が成功し、蔚山現代3人目MFイ・ドンジュンのキックをGKチョン・ソンリョンがストップした。しかし、4人目のMFジョアン・シミッチが失敗し、2-2で迎えた5人目の家長はGKチョ・ヒョヌに止められてしまう。蔚山現代は5人目のユン・ビッガラムが真ん中に蹴り込んで成功し、PK3-2で競り勝った蔚山現代が準々決勝進出を果たした。

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