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“元新潟対決”でPK献上…全北現代に敗れた横浜FMが日本勢初黒星

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[4.19 ACLグループH第2節 横浜FM 0-1 全北現代 ホーチミン]

 AFCチャンピオンズリーグは19日、グループリーグ第2節を行い、H組の横浜F・マリノス全北現代(韓国)に0-1で敗れた。今大会の日本勢7試合目で初黒星。1勝1敗の横浜FMは1勝1分の全北現代に勝ち点で上回られ、グループ2位に転落した。

 開幕節で地元のホアンアイン・ザライを破った横浜FMは、過去2度の優勝経験を持つ全北現代との大一番。前節から先発7人を入れ替え、GK高丘陽平、DF松原健、MF岩田智輝、MF喜田拓也が引き続き先発した。対する全北現代は先発5人を入れ替え、元新潟のDFキム・ジンス、U-19日本代表のMF邦本宜裕が先発に入った。

 試合は立ち上がりから横浜FMがボールを握り、前半5分にビッグチャンス。GKイ・ボムスのキックミスを拾ったFWエウベルが素早く左足シュートを狙った。ところが無人のゴールを捉えられず、まさかの枠外。その後は一進一退の攻防が続き、両者ともにシュートをチャンスをつくっていた。

 試合が動いたのは前半30分。全北現代はカウンターからキム・ジンスが左サイドを突破すると、横浜FMはかつて新潟でチームメートだった松原が対応するも、鋭い切り返しに対応できずペナルティエリア内でファウル。PKの判定が下された。キッカーはFWスタニスラフ・イルチェンコ。ゴール正面に蹴り出されたボールにGK高丘陽平が触れたが、軌道が変わったボールがゴールマウスに吸い込まれた。

 ビハインドとなった横浜FMは前半42分、MF水沼宏太のクロスをFW西村拓真が頭で落とし、ペナルティエリア内に走り込んだ岩田が反応。ゴール目前から右足ボレーを狙ったが、GKイ・ボムスのスーパーセーブに阻まれる。こぼれ球をFWエウベルも狙ったがDFユン・ヨンソンにブロックされ、絶好のチャンスを逃した。

 横浜FMは後半開始時、松原に代わってDF小池裕太を左サイドバックに投入。DF小池龍太を右に回して両サイドで押し込むと、同17分にもMFマルコス・ジュニオール、MF渡辺皓太、FW樺山諒乃介を入れて攻撃に勢いを加えた。それでも樺山、マルコスの立て続けのシュートはゴールに至らず、なかなかスコアを動かせない。

 後半30分にはカウンターから大ピンチ。MFマドウ・バロウのラストパスを受けたS・イルチェンコと高丘が1対1の状況を迎えるも、左足シュートは幸運にも枠を外れた。それでも横浜FMもチャンスを有効に使えず、そのまま試合はタイムアップ。韓国勢との大一番に敗れ、グループ2位に転落した。横浜FMは22日、グループ3位のシドニーFC(豪州)と対戦する。

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