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まさかの公式戦4連敗でACL終幕…横浜FMマスカット監督「結果に関しては自分が全ての責任を負う」

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Jリーグ勢の神戸に敗れた横浜F・マリノス

[8.18 ACL決勝T1回戦 神戸3-2横浜FM 埼玉]

 横浜F・マリノスのアジア挑戦は、2年前と同じベスト16で幕を閉じた。ケヴィン・マスカット監督は「最後の最後まで諦めない姿勢を見せられたが、終わってみれば敗退。その結果に悔しい気持ちでいっぱい」と悔やんだ。

 序盤からヴィッセル神戸の出足の鋭いプレッシングに苦しみ、持ち味の攻撃的なパスワークを封じられた横浜FM。前半立ち上がりにビルドアップのミスから先制点を奪われると、すぐにサイド攻撃からFW西村拓真の同点ゴールが決まったが、劣勢をひっくり返すには至らず、PKで再び失点して前半を1-2で折り返した。

「前半はアプローチしたかった部分をピッチ上で表すことができず、それはボールを持っているときも持っていない時も一緒だった。先制され、同点ゴールは自分達のサッカーを見せながらいいゴールが生まれたが……」。ケヴィン・マスカット監督は後半、ボランチを削ってFWアンデルソン・ロペスを投入する攻撃的な采配に出たが、直後の3失点目が響いた。

 2-3で敗れた試合後、マスカット監督は「ボールを奪うところで、自分たちにできていた部分もあった。後半は守備もそうだし、相手にスペースを与えずにできた部分が多かった」と前向きな言葉も口にしつつも、「プレッシャーがかかる局面、デュエルのところ、セカンドボールを拾うところで相手が上回った」と敗因を分析。「結果に関しては自分が全ての責任を負う」と話した。

 横浜FMは8月の公式戦でまさかの4連敗。1週間前にルヴァンカップを失い、ACLも落としたことで、残るタイトルはJ1リーグ戦のみとなった。同じJリーグ勢の神戸について「相手は個の部分で上手い選手は多い。そこは尊重すべき部分。簡単な相手ではなかった」と語った指揮官は「相手が上回った部分もあったかもしれないが、この試合で学んだものを次の試合への力にしないといけない」と前を向いた。

(取材・文 竹内達也)
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