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神戸DF飯野七聖、ACLで“古巣”DFとマッチアップへ「あの頃とは全然違うところを見せたい」

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ヴィッセル神戸のDF飯野七聖

 ヴィッセル神戸のDF飯野七聖が21日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝・全北現代戦の前日会見に出席した。マッチアップが想定される全北の左サイドバックは元アルビレックス新潟のDFキム・ジンス。当時はユース選手とトップチームのスター選手という間柄だったが、同じ舞台で成長を見せつける構えだ。

 記者会見では韓国人記者からキム・ジンスとの関係性を問われた飯野。キム・ジンスは2012年から14年夏まで新潟でプレーし、12年の奇跡のJ1残留劇を牽引した立役者だが、飯野が新潟ユースでプレーしていた期間と重なっている。

 飯野は「ジンス選手は僕が高校時代にユースに所属していた時のトップチームの選手でした」と丁寧に紹介した上で、「練習参加に行った際には近くでプレーも見ていたし、トップチームの試合も見ていたので能力の高さは十分に把握している」と説明。「月日が経って僕も相当成長しているし、どのくらい通用するようになったのかも楽しみ。成長した姿、あの頃とは全然違うというところを見せたい」と闘志を燃やした。

 飯野は決勝トーナメント1回戦・横浜FM戦で、ACLデビュー戦ながら移籍後初ゴールとなる先制点を含む3得点に絡む大活躍を披露。全北戦はプロ入り後、初の海外クラブとの国際試合となるが、「相手のチームの特徴として強度のあるプレスをかけてくるし、一人一人の技術が高いチームだと考えている。やるべきことはしっかりプレスをかけて、最近はショートカウンターの切れ味が増しているし、丁寧に繋いでくることもあるが、高い位置で引っ掛けられるとチャンスになる。チームとして意識して試合に臨みたい」と冷静に分析し、勝負の一戦に挑んでいくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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