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神戸・吉田監督、ACL前日練習不在のイニエスタ&大迫に言及「過密日程、キックオフ時間、足の状態を考慮」

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ヴィッセル神戸吉田孝行監督

 ヴィッセル神戸吉田孝行監督が21日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝・全北現代戦の前日会見に出席した。公式練習に姿を現さなかったMFアンドレス・イニエスタ、FW大迫勇也について「状態に関しては正式にはお答えできないが、過密日程、キックオフ時間、足の状態などいろいろなことを考慮した上で練習に参加していない」と説明した。

 イニエスタはリーグ前節の札幌戦でベンチメンバーから外れ、ACLラウンド16の横浜FM戦ではベンチ入りしながらも欠場。大迫は横浜FM戦に1トップのポジションで先発し、ボールを収めるプレーで競り勝ったチームを支えたが、後半15分にFW武藤嘉紀との交代でピッチを退いていた。

 なかでもイニエスタは完全非公開となった19〜20日のトレーニングは「やっていた」と吉田監督。練習不参加はこの日のみとなったようだが、起用が可能かどうかは「明言できない」と述べるにとどめた。

 神戸は2020年に準決勝で蔚山現代に敗れており、2年越しとなる韓国勢との対決。キックオフ時間が午後4時と夏場の試合では異例の早さで、指揮官は「対戦相手もそうだし、試合の時間というのも含めてタフな時間になる。チーム全体で戦っていきたい」と気を引き締める。

 全北現代については「Kリーグではポゼッションが高いチームだが、ACLではマリノスの対戦とかも見ていても、ロングボールを多用してセカンドボールを拾ってくる予想もしている。前線に個のある選手も外国人含めているし、ボランチの選手もいい選手。対策はミーティングで伝えようと思っている」と警戒も示した吉田監督。韓国勢との再戦に向けて「(2年前は)クラブにいなかったのでどういう雰囲気かは外から見ている限りでしかわからなかったが、悔しい思いをした選手がいる。彼らと話しているとそういう気持ちをリベンジしたいというのは言っている。クラブとして相手は強いがリベンジできたらなと思っている」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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