小林悠の同点弾は“幻”に…先制許した川崎Fは後半猛攻もACLE初黒星、光州FCは日本勢に2連勝
[10.1 ACLEリーグステージ第2節 川崎F 0-1 光州 U等々力]
川崎フロンターレは1日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージ第2節で光州FC(韓国)と対戦し、0-1で敗戦。前半21分にPKから失点を喫すると、後半から追い上げを見せる。後半10分にはFW小林悠がゴールネットを揺らすが、直前のファウルで得点は認められず。今大会初黒星。光州FCは前節の横浜F・マリノス戦(○7-3)に続いて日本勢に連勝を果たした。
敵地での初戦・蔚山HD戦(○1-0)で勝利した川崎F。直近のリーグ戦ではアルビレックス新潟に5-1で勝利し、勢いに乗ったままアジアの戦いに臨む。初戦で横浜FMに7-3で勝利した光州FCをホームに迎えた。川崎Fは新潟戦から中3日で先発を6人変更。DFファン・ウェルメスケルケン・際、MF橘田健人、MF瀬川祐輔、MF家長昭博、FW小林悠、FW遠野大弥が起用した。[両スタメン&布陣]
序盤から守勢に回った川崎Fは前半19分にピンチに陥る。最後方でDF高井幸大のビルドアップが相手に奪われると、DFキム・ジンホに自陣への進入を許す。対応したDFセサル・アイダルが倒してしまい、PKを献上。同21分にFWヤシル・アサニがど真ん中に仕留め、光州FCが先制点を奪った。
勢いに圧される川崎Fは前半26分にも決定機を作られる。MFチョン・ホヨンにPA内に入られてクロスを上げられると、FWガブリエル・ティグロンのダイレクトシュートはクロスバー直撃。2失点目とはならなかった。
先制を許しながらも、徐々に落ち着きを取り戻していく川崎Fは、前半34分に決定機。MF山本悠樹がPA左手前でボールを軽く浮かせて敵陣内へ。FW小林悠が収めて反転しながら左足シュートを放つが、ブロックに遭った。45分には中盤でのパス回しで高井からパスを受けた山本がPA中央にスルーパス。反応した瀬川がゴール前まで突き進むが、ワンタッチシュートはGKキム・ギョンミンの好セーブに阻まれた。
前半を0-1で折り返した川崎Fは、ハーフタイムで交代カードを切る。DFセサル・アイダルに代えてDF佐々木旭を投入。後半開始から攻勢を強めていく。
川崎Fは後半10分に絶好機。最前線のプレスで橘田が相手のパスミスを誘発すると、すばやく反応した小林が冷静にシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。しかし、直前の橘田のプレーにファウルが認められてノーゴール。同点に追いつくことはできなかった。
得点にはつながらなかったが勢いを保ちたい川崎Fは、後半22分に2枚替え。ファン・ウェルメスケルケンと小林を下げ、MF河原創とFW山田新が出場した。山田が最前線に立ち、橘田が右SBに移動。河原と山本が2ボランチでコンビを組んだ。同29分には瀬川と遠野に代えて、FWエリソンとFWマルシーニョが入った。
後半32分、川崎Fは右サイドから橘田がクロス。PA中央のエリソンが頭で合わせるが、GKキム・ギョンミンにセーブされる。こぼれ球をマルシーニョが折り返し、ゴール前のエリソンが再びシュートを打つが、今度はゴールポストに当たり、得点は生まれなかった。同36分にはカウンターから家長のグラウンダーのクロスに山田が合わせるも、GKキム・ギョンミンの飛び出しでコースに決められなかった。
追いつけなかった川崎Fは今大会連勝ならず、0-1で敗戦。今月23日の第3節では敵地で上海申花(中国)と対戦する。
(取材・文 石川祐介)
●ACLE2024-25特集
川崎フロンターレは1日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージ第2節で光州FC(韓国)と対戦し、0-1で敗戦。前半21分にPKから失点を喫すると、後半から追い上げを見せる。後半10分にはFW小林悠がゴールネットを揺らすが、直前のファウルで得点は認められず。今大会初黒星。光州FCは前節の横浜F・マリノス戦(○7-3)に続いて日本勢に連勝を果たした。
敵地での初戦・蔚山HD戦(○1-0)で勝利した川崎F。直近のリーグ戦ではアルビレックス新潟に5-1で勝利し、勢いに乗ったままアジアの戦いに臨む。初戦で横浜FMに7-3で勝利した光州FCをホームに迎えた。川崎Fは新潟戦から中3日で先発を6人変更。DFファン・ウェルメスケルケン・際、MF橘田健人、MF瀬川祐輔、MF家長昭博、FW小林悠、FW遠野大弥が起用した。[両スタメン&布陣]
序盤から守勢に回った川崎Fは前半19分にピンチに陥る。最後方でDF高井幸大のビルドアップが相手に奪われると、DFキム・ジンホに自陣への進入を許す。対応したDFセサル・アイダルが倒してしまい、PKを献上。同21分にFWヤシル・アサニがど真ん中に仕留め、光州FCが先制点を奪った。
勢いに圧される川崎Fは前半26分にも決定機を作られる。MFチョン・ホヨンにPA内に入られてクロスを上げられると、FWガブリエル・ティグロンのダイレクトシュートはクロスバー直撃。2失点目とはならなかった。
先制を許しながらも、徐々に落ち着きを取り戻していく川崎Fは、前半34分に決定機。MF山本悠樹がPA左手前でボールを軽く浮かせて敵陣内へ。FW小林悠が収めて反転しながら左足シュートを放つが、ブロックに遭った。45分には中盤でのパス回しで高井からパスを受けた山本がPA中央にスルーパス。反応した瀬川がゴール前まで突き進むが、ワンタッチシュートはGKキム・ギョンミンの好セーブに阻まれた。
前半を0-1で折り返した川崎Fは、ハーフタイムで交代カードを切る。DFセサル・アイダルに代えてDF佐々木旭を投入。後半開始から攻勢を強めていく。
川崎Fは後半10分に絶好機。最前線のプレスで橘田が相手のパスミスを誘発すると、すばやく反応した小林が冷静にシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。しかし、直前の橘田のプレーにファウルが認められてノーゴール。同点に追いつくことはできなかった。
得点にはつながらなかったが勢いを保ちたい川崎Fは、後半22分に2枚替え。ファン・ウェルメスケルケンと小林を下げ、MF河原創とFW山田新が出場した。山田が最前線に立ち、橘田が右SBに移動。河原と山本が2ボランチでコンビを組んだ。同29分には瀬川と遠野に代えて、FWエリソンとFWマルシーニョが入った。
後半32分、川崎Fは右サイドから橘田がクロス。PA中央のエリソンが頭で合わせるが、GKキム・ギョンミンにセーブされる。こぼれ球をマルシーニョが折り返し、ゴール前のエリソンが再びシュートを打つが、今度はゴールポストに当たり、得点は生まれなかった。同36分にはカウンターから家長のグラウンダーのクロスに山田が合わせるも、GKキム・ギョンミンの飛び出しでコースに決められなかった。
追いつけなかった川崎Fは今大会連勝ならず、0-1で敗戦。今月23日の第3節では敵地で上海申花(中国)と対戦する。
(取材・文 石川祐介)
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