横浜FMが敵地快勝でACLEリーグステージ首位突破!! 宮市亮の右SB起用、新加入ウォルシュCB抜擢など“ホーランド色”も随所に披露

[2.19 ACLEリーグステージ第8節 上海海港 0-2 横浜FM 浦東]
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)は19日、リーグステージ最終戦の第8節を行い、横浜F・マリノスが元監督のケヴィン・マスカット氏率いる上海海港(中国)に2-0で勝利した。開幕節・光州FC戦の3-7大敗から見事な再起を果たし、今大会6勝1分1敗の首位でリーグステージを突破。FW宮市亮を右SBに起用する4-4-2のオプション布陣も試し、実りある最終節となった。
横浜FMは前節終了時点でベスト16進出を決めており、今節は首位通過をかけた一戦。ここまでの公式2試合とは異なって4-4-2の布陣を採用し、宮市を右SB、DF鈴木冬一を左SBで起用する攻撃的編成で臨んだ。また新加入のDFサンディ・ウォルシュがインドネシア代表で務める右SBやウイングバックではなく左CBで新天地デビューとなった。
試合は前半10分、両チームが立て続けにチャンスを迎えた。まずは横浜FMがFWアンデルソン・ロペスの強引なボールキープでカウンターを仕掛けると、FWヤン・マテウスとMF植中朝日がつないで前進。シュートには至らなかったが、迫力ある攻撃を繰り出した。
対する上海海港も直後、MFマテウス・ビタルの中央突破でカウンター攻撃を開始。MFフォン・ジンのシュートがブロックされると、こぼれ球を元浦和レッズFWレオナルドがゴールにねじ込んだが、レオナルドはオフサイドポジションにいたとして、ゴールは認められなかった。
その後は横浜FMがやや優勢に試合を展開。攻撃時は3-4-2-1のような陣形を取る中、宮市が右CBでビルドアップに関わったり、今季ボランチで定位置を獲得しつつある21歳のMFジャン・クルードが幅広いエリアに顔出したりと、スティーブ・ホーランド新監督の色が出る場面も随所に見られた。
また守備では新加入のDFジェイソン・キニョーネスが幅広いエリアをカバーし、非凡なクオリティーを発揮。攻め込まれる場面もあったが、多くの失点を重ねた昨季に比べて格段にシュートブロックの意識が高まっており、決定的なピンチは作らせないままハーフタイムを迎えた。
後半も横浜FMが優勢に試合を進め、ヤン・マテウスのドリブル突破などで押し込む場面を作ると、後半9分にビッグチャンス。右に開いたA・ロペスの浮き球パスからMF山根陸が右ポケットを取り、ふわりとしたクロスに植中が飛び込んだが、叩きつけたヘディングシュートはわずかに左へ外れた。
それでも後半19分、3枚替え直後の横浜FMが均衡を破った。敵陣で高く上がった浮き球を鈴木がうまくリフティングで収め、前の味方に預けると、植中がMF天野純とのワンツーでペナルティエリア左を打開。最後は左足ボレーをうまく突き刺し、今季公式戦初ゴールが貴重な先制点となった。
さらに横浜FMは後半24分、右サイドを突破した途中出場MF井上健太が鋭いクロスを上げると、相手に当たって跳ね上がったボールがピンポイントでゴール前に入り、これに天野が反応。胸の辺りでゴールに押し込み、2-0とした。天野は今月、第2子が生まれたばかり。チームメートとともにゆりかごダンスで祝福した。
そのまま試合は終了。横浜FMが5連勝でリーグステージを締めくくり、首位通過を決めた。ACLEを巡ってはこの日、山東泰山が蔚山HD戦を行わず、大会参加を辞退する異例の決定を行っており、下位の順位決定が不明瞭な状況。横浜FMは決勝トーナメント1回戦でリーグステージ8位と対戦する予定だが、対戦相手は追って発表されるとみられる。
●ACLE2024-25特集
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)は19日、リーグステージ最終戦の第8節を行い、横浜F・マリノスが元監督のケヴィン・マスカット氏率いる上海海港(中国)に2-0で勝利した。開幕節・光州FC戦の3-7大敗から見事な再起を果たし、今大会6勝1分1敗の首位でリーグステージを突破。FW宮市亮を右SBに起用する4-4-2のオプション布陣も試し、実りある最終節となった。
横浜FMは前節終了時点でベスト16進出を決めており、今節は首位通過をかけた一戦。ここまでの公式2試合とは異なって4-4-2の布陣を採用し、宮市を右SB、DF鈴木冬一を左SBで起用する攻撃的編成で臨んだ。また新加入のDFサンディ・ウォルシュがインドネシア代表で務める右SBやウイングバックではなく左CBで新天地デビューとなった。
試合は前半10分、両チームが立て続けにチャンスを迎えた。まずは横浜FMがFWアンデルソン・ロペスの強引なボールキープでカウンターを仕掛けると、FWヤン・マテウスとMF植中朝日がつないで前進。シュートには至らなかったが、迫力ある攻撃を繰り出した。
対する上海海港も直後、MFマテウス・ビタルの中央突破でカウンター攻撃を開始。MFフォン・ジンのシュートがブロックされると、こぼれ球を元浦和レッズFWレオナルドがゴールにねじ込んだが、レオナルドはオフサイドポジションにいたとして、ゴールは認められなかった。
その後は横浜FMがやや優勢に試合を展開。攻撃時は3-4-2-1のような陣形を取る中、宮市が右CBでビルドアップに関わったり、今季ボランチで定位置を獲得しつつある21歳のMFジャン・クルードが幅広いエリアに顔出したりと、スティーブ・ホーランド新監督の色が出る場面も随所に見られた。
また守備では新加入のDFジェイソン・キニョーネスが幅広いエリアをカバーし、非凡なクオリティーを発揮。攻め込まれる場面もあったが、多くの失点を重ねた昨季に比べて格段にシュートブロックの意識が高まっており、決定的なピンチは作らせないままハーフタイムを迎えた。
後半も横浜FMが優勢に試合を進め、ヤン・マテウスのドリブル突破などで押し込む場面を作ると、後半9分にビッグチャンス。右に開いたA・ロペスの浮き球パスからMF山根陸が右ポケットを取り、ふわりとしたクロスに植中が飛び込んだが、叩きつけたヘディングシュートはわずかに左へ外れた。
それでも後半19分、3枚替え直後の横浜FMが均衡を破った。敵陣で高く上がった浮き球を鈴木がうまくリフティングで収め、前の味方に預けると、植中がMF天野純とのワンツーでペナルティエリア左を打開。最後は左足ボレーをうまく突き刺し、今季公式戦初ゴールが貴重な先制点となった。
さらに横浜FMは後半24分、右サイドを突破した途中出場MF井上健太が鋭いクロスを上げると、相手に当たって跳ね上がったボールがピンポイントでゴール前に入り、これに天野が反応。胸の辺りでゴールに押し込み、2-0とした。天野は今月、第2子が生まれたばかり。チームメートとともにゆりかごダンスで祝福した。
そのまま試合は終了。横浜FMが5連勝でリーグステージを締めくくり、首位通過を決めた。ACLEを巡ってはこの日、山東泰山が蔚山HD戦を行わず、大会参加を辞退する異例の決定を行っており、下位の順位決定が不明瞭な状況。横浜FMは決勝トーナメント1回戦でリーグステージ8位と対戦する予定だが、対戦相手は追って発表されるとみられる。
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