規格外の強烈ミドルも…横浜FMの21歳ジャン・クルードがACLEで圧巻の3点関与「期待を上回っていければ」

MF
[3.11 ACLE決勝トーナメント1回戦 横浜FM 4-1 上海海港 横浜国]
規格外のポテンシャルを持つ横浜F・マリノスの21歳が、3ゴールに絡む圧巻のパフォーマンスでアジア8強を大きく手繰り寄せた。
昨季途中の加入を経て、今季の横浜FMで台頭するMFジャン・クルードは上海海港とのラウンド16第2戦にボランチの一角で先発出場。前半29分、果敢な持ち上がりからのスルーパスでFWアンデルソン・ロペスのゴールをアシストすると、同44分には左に流れながらのプレーでFWヤンマテウスの追加点をお膳立てし、最後は後半13分、左ポストを強く叩く驚異的な威力のミドルシュートでダメ押しゴールの起点となった。
なかでもサポーターを大きく沸かせたのは後半13分のミドルシュートだった。凄まじい威力のキックはスタジアムに大きな音を響かせながら左ポストを直撃。その後、こぼれ球がDFサンディ・ウォルシュに渡り、A・ロペスの2ゴール目につながっていたが、スタンドからは決めたA・ロペスへの賛辞ではなく、真っ先にジャンの選手コールが巻き起こるほどのインパクトを残した。
実はシュートを放った瞬間、ゴールを確信して「走り出していた」というジャン。結果的にはゴールを譲る形となったが、「(1点目で)初アシストを決めたので初ゴールもという欲があった。あそこにこぼれてきたら詰めてこないだろうと考えていたので打った。あそこにボールがこぼれて4点目につながって嬉しく思う」と笑みを浮かべながら喜びを語った。
それでも自身の全体のパフォーマンスについては控えめに振り返った。
「ずっとここに来てから言っていることだけど、チームを助けたいという気持ちしかない。それが守備だろうと、アシストだろうと、助けになるなら嬉しいこと」。J1リーグ戦でのパフォーマンスも高く、試合ごとに評価は高まるばかりだが、「常に彼らの期待に応えてそれを超えていくことが彼らの喜びになるなら嬉しいこと。その彼らの喜びが僕に、チームメートに力を与えてくれて、それでまた期待を上回っていければ嬉しい」とさらなる意欲を口にしていた。
(取材・文 竹内達也)
●ACLE2024-25特集
規格外のポテンシャルを持つ横浜F・マリノスの21歳が、3ゴールに絡む圧巻のパフォーマンスでアジア8強を大きく手繰り寄せた。
昨季途中の加入を経て、今季の横浜FMで台頭するMFジャン・クルードは上海海港とのラウンド16第2戦にボランチの一角で先発出場。前半29分、果敢な持ち上がりからのスルーパスでFWアンデルソン・ロペスのゴールをアシストすると、同44分には左に流れながらのプレーでFWヤンマテウスの追加点をお膳立てし、最後は後半13分、左ポストを強く叩く驚異的な威力のミドルシュートでダメ押しゴールの起点となった。
なかでもサポーターを大きく沸かせたのは後半13分のミドルシュートだった。凄まじい威力のキックはスタジアムに大きな音を響かせながら左ポストを直撃。その後、こぼれ球がDFサンディ・ウォルシュに渡り、A・ロペスの2ゴール目につながっていたが、スタンドからは決めたA・ロペスへの賛辞ではなく、真っ先にジャンの選手コールが巻き起こるほどのインパクトを残した。
実はシュートを放った瞬間、ゴールを確信して「走り出していた」というジャン。結果的にはゴールを譲る形となったが、「(1点目で)初アシストを決めたので初ゴールもという欲があった。あそこにこぼれてきたら詰めてこないだろうと考えていたので打った。あそこにボールがこぼれて4点目につながって嬉しく思う」と笑みを浮かべながら喜びを語った。
それでも自身の全体のパフォーマンスについては控えめに振り返った。
「ずっとここに来てから言っていることだけど、チームを助けたいという気持ちしかない。それが守備だろうと、アシストだろうと、助けになるなら嬉しいこと」。J1リーグ戦でのパフォーマンスも高く、試合ごとに評価は高まるばかりだが、「常に彼らの期待に応えてそれを超えていくことが彼らの喜びになるなら嬉しいこと。その彼らの喜びが僕に、チームメートに力を与えてくれて、それでまた期待を上回っていければ嬉しい」とさらなる意欲を口にしていた。
(取材・文 竹内達也)
●ACLE2024-25特集