「得点を決めなければ勝てない」横浜FMロペスがACLE初代得点王に前進! C・ロナウドら引き離す今大会9点目
[3.11 ACLE決勝トーナメント1回戦 横浜FM 4-1 上海海港 横浜国]
横浜F・マリノスのエースで、ゲームキャプテンも務めるFWアンデルソン・ロペスが2ゴール1アシストの大活躍を見せ、昨季に続いてチームをアジア8強の舞台に導いた。
得点ランキングでもFWクリスティアーノ・ロナウド(アルナスル)ら3選手を引き離し、単独首位に浮上。ロペス自身は「得点王のトップに立てることはいつでも嬉しいこと」と競争相手への意識は口にしなかったが、この結果はあらためてアジアを代表するストライカーとしての地位を固めるものとなった。
3日に行われたアウェーでの第1戦も前半に先制ゴールを挙げ、1-0の勝利に導いていたロペス。ホームの第2戦は引き分け以上で突破が決まるという条件の中、横浜FMは前半開始早々にFW遠野大弥のゴールで大きく優位に立ったものの、攻撃の手を緩めることはなかった。
1-0で迎えた前半29分、ロペスは果敢に持ち上がったMFジャン・クルードのスルーパスに反応し、ペナルティエリア内で左に流れながらループシュート。「ジャンのプレーが素晴らしかった。運び出しから僕の動きをしっかり見て、タイミングよく質の高いパスを出してくれた。こういうパスが増えてくると嬉しい」。今季に入って急台頭を見せる21歳からのお膳立てを完璧に沈め、2戦合計スコアを3-0とした。
さらに自身のアシストで1点を追加した後の後半13分には、セットプレーを起点とした攻撃からジャンのミドルシュートが左ポストに弾かれると、こぼれ球を拾ったDFサンディ・ウォルシュからの縦パスを冷静に沈めた。これで昨夏から続く今大会通算得点は9つ目。C・ロナウド、FWサレム・アルダウサリ(アルヒラル)、FWヤシル・アサニ(光州)の7点勢を一気に突き放し、単独トップに立った。
ロペスにとって大きかったのは得点ランキングの上位に立ったことよりも、今季得点力不足に悩んでいたチームが4得点を挙げたことだ。試合後の取材対応では、この日も連係の良さを見せていたFWヤン・マテウスに加え、昨季途中から出番が限られているFWエウベルを気遣いながら大量得点を誇った。
「攻撃的で大量得点を取るのが今までのマリノス。僕だったり、ヤン(・マテウス)、エウベル、攻撃的な選手の連係がすごく取れていて、常にお互いわかり合えている選手たちが一緒に組めないのは残念で、だから今年は取れていない部分があるのかもしれない。でも今日はチャンスをモノにできた試合だったと思います」(A・ロペス)
準々決勝から対戦が始まる中東勢はC・ロナウド擁するアルナスルを筆頭に強力な攻撃陣を揃えており、撃ち合いは必至。今季はスティーブ・ホーランド監督のもと、守備重視のチーム再構築が続くが、ロペスは4月下旬の決戦に向けて「攻撃力がすごく大事になってくると思うし、得点を決めなければ勝てない。優勝、成功を収めたいなら得点を挙げて試合に勝つことが大事になるフェーズだと思う」と力を込めた。
準々決勝以降はサウジアラビアでのセントラル開催と厳しい戦いが続くが、決勝戦でアルアインに2戦合計3-6の大敗を喫した昨季の悔しさを晴らすためにも、目標は優勝のみ。クラブ史上初のアジア制覇、そして新生ACLE初代得点王を視野に入れる31歳は「優勝まで3試合なので、全ての試合に勝って優勝する覚悟でサウジに行きたい」と決意を語った。
(取材・文 竹内達也)
●ACLE2024-25特集
横浜F・マリノスのエースで、ゲームキャプテンも務めるFWアンデルソン・ロペスが2ゴール1アシストの大活躍を見せ、昨季に続いてチームをアジア8強の舞台に導いた。
得点ランキングでもFWクリスティアーノ・ロナウド(アルナスル)ら3選手を引き離し、単独首位に浮上。ロペス自身は「得点王のトップに立てることはいつでも嬉しいこと」と競争相手への意識は口にしなかったが、この結果はあらためてアジアを代表するストライカーとしての地位を固めるものとなった。
3日に行われたアウェーでの第1戦も前半に先制ゴールを挙げ、1-0の勝利に導いていたロペス。ホームの第2戦は引き分け以上で突破が決まるという条件の中、横浜FMは前半開始早々にFW遠野大弥のゴールで大きく優位に立ったものの、攻撃の手を緩めることはなかった。
1-0で迎えた前半29分、ロペスは果敢に持ち上がったMFジャン・クルードのスルーパスに反応し、ペナルティエリア内で左に流れながらループシュート。「ジャンのプレーが素晴らしかった。運び出しから僕の動きをしっかり見て、タイミングよく質の高いパスを出してくれた。こういうパスが増えてくると嬉しい」。今季に入って急台頭を見せる21歳からのお膳立てを完璧に沈め、2戦合計スコアを3-0とした。
さらに自身のアシストで1点を追加した後の後半13分には、セットプレーを起点とした攻撃からジャンのミドルシュートが左ポストに弾かれると、こぼれ球を拾ったDFサンディ・ウォルシュからの縦パスを冷静に沈めた。これで昨夏から続く今大会通算得点は9つ目。C・ロナウド、FWサレム・アルダウサリ(アルヒラル)、FWヤシル・アサニ(光州)の7点勢を一気に突き放し、単独トップに立った。
ロペスにとって大きかったのは得点ランキングの上位に立ったことよりも、今季得点力不足に悩んでいたチームが4得点を挙げたことだ。試合後の取材対応では、この日も連係の良さを見せていたFWヤン・マテウスに加え、昨季途中から出番が限られているFWエウベルを気遣いながら大量得点を誇った。
「攻撃的で大量得点を取るのが今までのマリノス。僕だったり、ヤン(・マテウス)、エウベル、攻撃的な選手の連係がすごく取れていて、常にお互いわかり合えている選手たちが一緒に組めないのは残念で、だから今年は取れていない部分があるのかもしれない。でも今日はチャンスをモノにできた試合だったと思います」(A・ロペス)
準々決勝から対戦が始まる中東勢はC・ロナウド擁するアルナスルを筆頭に強力な攻撃陣を揃えており、撃ち合いは必至。今季はスティーブ・ホーランド監督のもと、守備重視のチーム再構築が続くが、ロペスは4月下旬の決戦に向けて「攻撃力がすごく大事になってくると思うし、得点を決めなければ勝てない。優勝、成功を収めたいなら得点を挙げて試合に勝つことが大事になるフェーズだと思う」と力を込めた。
準々決勝以降はサウジアラビアでのセントラル開催と厳しい戦いが続くが、決勝戦でアルアインに2戦合計3-6の大敗を喫した昨季の悔しさを晴らすためにも、目標は優勝のみ。クラブ史上初のアジア制覇、そして新生ACLE初代得点王を視野に入れる31歳は「優勝まで3試合なので、全ての試合に勝って優勝する覚悟でサウジに行きたい」と決意を語った。
(取材・文 竹内達也)
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