アジアサッカー連盟(AFC)は15日、同日に行われた控訴委員会で、アルサッドFWアダム・ウナス(28)の控訴を棄却することが決まったと発表した。同選手はAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準々決勝の川崎フロンターレ戦で出場停止となる。

　ウナスは今年2月17日に行われたリーグステージ最終節パフタコール戦の後半途中に「乱暴な行為」によって一発退場。AFCの懲罰規定に沿って3試合の出場停止処分が下されていた。

　ウナスはその後、出場停止処分の減免を求めて控訴を行った上、ラウンド16のアルワスル戦2試合で出場停止を消化。川崎F戦の出場可否は控訴委員会の決定次第となっていたが、これが棄却されたため、出場停止が決まった。

　元アルジェリア代表のウナスは昨年夏にフランスのリールを退団し、無所属期間を経て、昨年11月にアルサッドに加入。カタールリーグでは外国籍選手枠の都合などによって選手登録されておらず、ACLEのみ5試合に出場し、1ゴールを記録していた。いわば“ACLE専用”の補強で加入したアタッカーの不在は、川崎Fにとって追い風になりそうだ。

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