元浦和FWナバウトが町田撃破の90+4分劇的復活ゴール!! 約1年間離脱の大ケガ乗り越え日本凱旋「浦和で過ごした日々を今でも愛している」
ゴールを喜ぶFW
[11.4 ACLEリーグステージ第4節 町田 1-2 メルボルン・C Gスタ]
FC町田ゼルビアは4日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第4節でメルボルン・シティ(オーストラリア)と対戦し、1-2で敗れた。後半アディショナルタイム4分、メルボルン・Cを連勝に導く劇的な決勝ゴールを決めたのは元浦和レッズのFWアンドリュー・ナバウト。約1年間にわたる長期離脱を乗り越えたばかりの32歳が、いまも親しむ日本の地で復活の時を刻んだ。
2018〜19年に浦和でプレーしていたナバウトにとって、この日はメルボルン・ビクトリー時代の2020年1月に行われたACLプレーオフ鹿島戦以来5年10か月ぶりの日本凱旋試合。1-1で迎えた後半25分からピッチに立ち、劣勢が続いていた若いチームに活力を入れる役目を託された。
個人としても、久々にサッカーができる喜びに燃えていた。ナバウトは昨年11月4日、Aリーグ開幕3試合2ゴールの大活躍を見せていた矢先の第3節ウェスタン・ユナイテッド戦で右膝前十字靭帯断裂の大ケガ。昨季の残りシーズンのみならず、今季もシーズン序盤戦を欠場し、10月31日の第3節ブリスベン・ロアー戦の後半29分からの出場で戦線復帰を果たしたばかりだった。
これが長期離脱明けの2試合目。ブランクはあったはずだが、得点能力は健在だった。後半アディショナルタイム4分、CKからの波状攻撃でゴール前にポジションを取ると、FWカビアン・ラハマニのシュートがGK谷晃生を強襲したこぼれ球に反応。強烈な左足シュートをクロスバー下に当て、跳ね返ったボールがゴールラインのギリギリ内側に落下した。
その場ではプレーが継続され、ゴールは認められなかったが、そこでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。「たぶん(味方の)ハンドのチェックもしていたと思うけど、ゴールラインを越えていた自信はあった」。ナバウトの予見どおり、約5分間にわたるレビューを経てゴールが認められ、ナバウトは祝福の輪の中心で喜びを爆発させた。
「信じられない気持ちだった。12か月の間、ずっと試合から離れていて、先週初戦を戦ったばかりだったんだ。そこでゴールを決めることができて素晴らしい。彼らが本当にハードワークしてくれたし、ここで勝つことができた」(ナバウト)
日本での復活劇にもただならぬ縁を感じていたという。
「日本に戻って来ることができて素晴らしい。日本のことは今でも愛しているし、良い時を過ごした。浦和レッズはとても素晴らしいクラブだった。ファンも素晴らしかった。日本に帰ってきて、チャンピオンズリーグを戦うことができて、チームの助けになることならなんでもしようと思っていたが、ゴールを決めることもできた。それは特別なことだ」
最後は浦和レッズのサポーターにもメッセージをくれた。
「今も浦和で過ごした日々を愛しているし、浦和レッズのサポーターは今もInstagramでたくさんのメッセージをくれて自分をサポートしてくれている。今もファンのことを愛しているし、あの偉大な街が好きだ。彼らのサポートにとにかくありがとうと言いたい。本当に感謝している」
(取材・文 竹内達也)
●ACLE2025-26特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中
FC町田ゼルビアは4日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第4節でメルボルン・シティ(オーストラリア)と対戦し、1-2で敗れた。後半アディショナルタイム4分、メルボルン・Cを連勝に導く劇的な決勝ゴールを決めたのは元浦和レッズのFWアンドリュー・ナバウト。約1年間にわたる長期離脱を乗り越えたばかりの32歳が、いまも親しむ日本の地で復活の時を刻んだ。
2018〜19年に浦和でプレーしていたナバウトにとって、この日はメルボルン・ビクトリー時代の2020年1月に行われたACLプレーオフ鹿島戦以来5年10か月ぶりの日本凱旋試合。1-1で迎えた後半25分からピッチに立ち、劣勢が続いていた若いチームに活力を入れる役目を託された。
個人としても、久々にサッカーができる喜びに燃えていた。ナバウトは昨年11月4日、Aリーグ開幕3試合2ゴールの大活躍を見せていた矢先の第3節ウェスタン・ユナイテッド戦で右膝前十字靭帯断裂の大ケガ。昨季の残りシーズンのみならず、今季もシーズン序盤戦を欠場し、10月31日の第3節ブリスベン・ロアー戦の後半29分からの出場で戦線復帰を果たしたばかりだった。
これが長期離脱明けの2試合目。ブランクはあったはずだが、得点能力は健在だった。後半アディショナルタイム4分、CKからの波状攻撃でゴール前にポジションを取ると、FWカビアン・ラハマニのシュートがGK谷晃生を強襲したこぼれ球に反応。強烈な左足シュートをクロスバー下に当て、跳ね返ったボールがゴールラインのギリギリ内側に落下した。
その場ではプレーが継続され、ゴールは認められなかったが、そこでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。「たぶん(味方の)ハンドのチェックもしていたと思うけど、ゴールラインを越えていた自信はあった」。ナバウトの予見どおり、約5分間にわたるレビューを経てゴールが認められ、ナバウトは祝福の輪の中心で喜びを爆発させた。
「信じられない気持ちだった。12か月の間、ずっと試合から離れていて、先週初戦を戦ったばかりだったんだ。そこでゴールを決めることができて素晴らしい。彼らが本当にハードワークしてくれたし、ここで勝つことができた」(ナバウト)
日本での復活劇にもただならぬ縁を感じていたという。
「日本に戻って来ることができて素晴らしい。日本のことは今でも愛しているし、良い時を過ごした。浦和レッズはとても素晴らしいクラブだった。ファンも素晴らしかった。日本に帰ってきて、チャンピオンズリーグを戦うことができて、チームの助けになることならなんでもしようと思っていたが、ゴールを決めることもできた。それは特別なことだ」
最後は浦和レッズのサポーターにもメッセージをくれた。
「今も浦和で過ごした日々を愛しているし、浦和レッズのサポーターは今もInstagramでたくさんのメッセージをくれて自分をサポートしてくれている。今もファンのことを愛しているし、あの偉大な街が好きだ。彼らのサポートにとにかくありがとうと言いたい。本当に感謝している」
(取材・文 竹内達也)
●ACLE2025-26特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中


