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ACLE2点目の同点ボレー弾もその場で立ち尽くした町田MF望月ヘンリー海輝「素直に喜べるメンタルではなかった」

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MF望月ヘンリー海輝

[11.4 ACLEリーグステージ第4節 町田 1-2 メルボルン・C Gスタ]

 同点ゴールにも喜びはなかった。FC町田ゼルビアMF望月ヘンリー海輝は1点ビハインドの前半24分、左サイドを切り裂いたMF相馬勇紀のクロスにゴール前で反応。鮮やかな左足ボレーシュートをゴール左上隅に流し込み、1-1の同点に追いついた。だが、ゴールセレブレーションは行わず、その場で立ち尽くした望月。それまでのパフォーマンスが「素直に喜べるメンタルではなかった」からだった。

 この日の町田は開始32秒にDF昌子源のオウンゴールで失点し、早々にビハインドを負った。その後は攻勢に出ていったが、メルボルン・シティのボールポゼッションにプレスが噛み合わず攻撃が単発に。望月は「最初のスライドの部分で相手のサイドバックに自分が行くことがうまくできず、途中からは後ろのイボ(DFドレシェヴィッチ)と話し合って修正することができたけど、そういうところがあった」ともどかしさを感じながらプレーしていたという。

 だからこそ、今大会2ゴール目となる同点ゴールにも喜ぶ気にはなれなかった。「そこまでの自分のプレーと、1-1という部分でうまく心の整理ができていなかったので喜ぶことはできなかった」。左足でうまく合わせたゴールの形にも「前で潰れてくれたセフン(オ・セフン)とヒロくん(前寛之)のおかげで自分の前にスペースができた。あとは僕がどう当てるかだけだった。相馬くんのクロスも含めて3人の関わりのおかげ」と控えめに振り返った。

 そんな望月は後半31分に途中交代し、チームは後半アディショナルタイム4分の失点で今大会初黒星。「2点目という結果だけを見たら嬉しい部分ではあるけどいつも勝利につながっていない」と自身の得点にも満足せず、リーグステージ突破圏内暫定5位での折り返しにも「それ(順位)を意識していたらどんどん深い泥沼にハマっていくので、常に上を目指しながらやることが突破するための大事なポイントになる」とさらなる浮上を誓った。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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