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鹿島の2位通過が決定、決勝T1回戦は名古屋またはソウルと対戦

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[5.10 ACL第2節 鹿島2-1シドニーFC 国立]

 鹿島アントラーズのH組2位通過が決まった。グループリーグ最終戦でシドニーFC(豪州)に2-1で勝利した鹿島。同勝ち点で並んでいた水原三星(韓国)がこの日夜に行われた上海申花(中国)戦に3-0で快勝したため、得失点差で上回った水原が首位、鹿島が2位での通過となった。この結果、鹿島は25日の決勝トーナメント1回戦でF組1位(名古屋またはFCソウル)とアウェーで対戦。F組の最終節は11日に行われ、対戦相手が決定する。

 昨年は浦項スティーラーズ(韓国)、一昨年はFCソウル(韓国)にいずれもホームで戦った決勝トーナメント1回戦で敗れた。3年目で初めてアウェーでの一発勝負となる因縁のラウンド16。MF青木剛は「悔しさがかなり残っているし、悔しさを残して終わりにしたくない。選手だけでなく、サポーターにも悔しい思いをさせているし、一丸となって突破したい」と意気込む。「このままじゃ虚しさがある。本当のACLを味わっていない感覚もある。準々決勝からが本当の戦いだと思うし、その戦いを経験するためにも勝ちたい」と並々ならぬ決意を口にしていた。

「僕らの目標はグループリーグ突破じゃない」。MF小笠原満男は試合後「相手がどこだろうが、場所がどこだろうが、勝ってチャンピオンを目指したい」と言った。最大の難関である決勝トーナメント1回戦もアジア王者への通過点。3度目の正直で“鬼門”を突破し、アジアの頂点へ駆け上がる。

[写真]野沢拓也(8番)の勝ち越しゴールを喜ぶ鹿島の選手たち

(取材・文 西山紘平)

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