Jクラブ営業収益ランキング、コロナ禍で41クラブが減収も13クラブは増収

 Jリーグは29日、20年度のクラブ経営情報を開示した。5月の先行発表に3月決算の3クラブ(柏レイソル、湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田)を加えた56クラブの情報が開示された。

 営業収益は56クラブ合計で前年比約2割減の1095億円。コロナ禍によるリモートマッチの増加で入場料収入が約6割減少したことが大きく響いている。

 クラブ別では増収が13クラブ、減収が41クラブ。多くのクラブが減収となる中で、柏レイソルが前年比14億7300万円増を計上した。

 ただやはり減収は目立つ。前年1位だったヴィッセル神戸は67億2600万円減収の47億1400万円で、全体6位に後退。上位クラブも軒並み減収となる中で、2000万円の減収にとどめた横浜F・マリノスが58億6400万円でトップとなった。

 以下、営業収益(事業規模)ランキング。順位の横は前年順位、()内は前年金額との比較。

1△5 J1横浜FM 58億6400万円(▲2000万円)
2― J1浦和 57億7100万円(▲24億4700万円)
3― J1川崎F 54億4500万円(▲15億2400万円)
4― J1名古屋 52億3600万円(▲16億7600万円)
5― J1鹿島 47億9700万円(▲19億7100万円)
6▽5 J1神戸 47億1400万円(▲67億2600万円)
7△8 J1柏 46億1300万円(+14億7300万円)
8▽1 J1FC東京 45億8800万円(▲10億4700万円)
9― J1清水 45億4500万円(+2億5400万円)
10▽2 J1G大阪 44億9100万円(▲10億2200万円)
11△1 J1広島 32億900万円(▲5億2800万)
12△1 J1札幌 30億9600万円(▲5億300万円)
13△1 J2大宮 30億3400万円(▲4億2000万円)
14▽3 J1C大阪 29億1500万円(▲8億7100万円)
15▽5 J2磐田 28憶6700万円(▲9億4600万円)
16― J2千葉 25億300万円(▲3億3500万円)
17△4 J2新潟 21億9400万円(▲5300万円)
18△1 J1湘南 21億8800万円(▲5億1300万円)
19△8 J1横浜FC 21億6500万円(+3億2500万円)
20△3 J2京都 21億100万円(+1100万円)
21▽4 J1仙台 19億9700万円(▲7億1400万円)
22▽5 J2松本 19億2800万円(▲7億8300万円)
23▽3 J2長崎 18億5800万円(▲7億600万円)
24△1 J1大分 17億5600万円(▲1億1000万円)
25△1 J2山形 16億7400万円(▲1億7100万円)
26△2 J2徳島 16億7200万円(▲9100万円)
27▽6 J1鳥栖 16億4900万円(▲9億1200万円)
28△1 J2福岡 15億3800万円(▲3900万円)
29▽5 J2東京V 14億9300万円(▲4億4500万円)
30― J2岡山 13億6200万円(▲2億500万円)
31△3 J2町田 12億5300万円(+2億2100万円)
32▽1 J2甲府 12億2900万円(▲2億2600万円)
33▽1 J2山口 10億4300万円(▲2億4600万円)
34△3 J2北九州 9億8600万円(+1億8200万円)
35― J2栃木 8億5500万円(▲1億2000万円)
36▽3 J3岐阜 8億5300万円(▲2億2600万円)
37― J3今治 8億3400万円―
38△1 J2愛媛 8億500万円(+2800万円)
39△2 J2水戸 7億6200万円(+1000万円)
40▽2 J3鹿児島 6億9800万円(▲9200万円)
41▽1 J2金沢 6億6500万円(▲9500万円)
42△4 J2群馬 6億2200万円(+1億5700万円)
43▽1 J3長野 5億6400万円(▲1億1100万円)
44▽1 J2琉球 5億6000万円(▲7200万円)
45― J3富山 5億4800万円(+2600万円)
46△8 J3岩手 5億2700万円(+2億6400万円)
47▽11 J3熊本 5億1700万円(▲3億3300万円)
48▽1 J3秋田 4億6100万円(0)
49▽5 J3讃岐 3億9600万円(▲1億6500万円)
50― J3相模原 3億7900万円(+3100万円)
51▽2 J3沼津 3億6900万円(▲3200万円)
52▽1 J3福島 3億5600万円(+3100万円)
53▽1 J3藤枝 2億9300万円(▲3100万円)
54▽6 J3鳥取 2億8300万円(▲1億7200万円)
55▽1 J3八戸 2億6100万円(▲4100万円)
56― J3YS横浜 7300万円(▲1億3100万円)

 また5月の発表では単年赤字は34クラブと発表になっていたが、磐田も加わり、単年赤字は合計35クラブ(約6割)と判明。債務超過のクラブは10クラブ(約2割)のままだった。

 ただし昨年10月の段階では、赤字が全体の8割、債務超過が約4割に上ると予想されていたが、そこからは改善がみられた。Jリーグも「経営の継続(資金繰り)が困難に陥っているクラブは存在しない」と発表している。

 なおJリーグクラブライセンスの交付については、21年度末まで、債務超過および3期連続赤字を判定対象としないとする特例措置を設けている。今後も新型コロナウイルスによる状況・外部環境に大きな変化があった場合は期間の延期も検討するとしている。

20年度、21年度
【特例措置】
• 債務超過、3期連続赤字をライセンス交付の判定対象としない
• 2021年度末に新たに債務超過に陥っても判定対象としない

22年度、23年度
【猶予期間】
• 債務超過が解消されていなくてもよいが、前年度より債務超過額が増加してはいけない
• 新たに債務超過に陥ってはいけない
• 3期連続赤字のカウントをスタートする(2022年度末が1期目となる。2021年度以前の赤字についてはカウントしない)

24年度、25年度
【特例措置なし】
• 債務超過が解消されていなければならない
• 2022年度末から赤字が継続しているクラブは、2024年度末に3期連続赤字に抵触する可能性がある
・2024年度のライセンス判定においては、2023年度が債務超過であっても判定対象としないが、進行期の2024年度が債務超過に陥らないかどうかは判定対象となる
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