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鈴鹿ポイントゲッターズがネット告発騒動の顛末を説明、元役員から合計7500万円の金銭要求

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 JFLの鈴鹿ポイントゲッターズは12日、「弊クラブ元執行役員からの告発に関しまして」というリリースを発表。11日に元役員の塩見大輔氏が自身のツイッター(@1SQUARE2)で内部告発を行っていた件について言及した。

 塩見氏は11日に自身のツイッターで「鈴鹿の今までしてきた事」を公表すると発表。「誰が悪いかはっきりさせましょう」と匂わせ、「負け試合指示」などの内容について告発していた。

 クラブは代表取締役の吉田雅一氏名義で、その塩見氏について「5,000万円の金銭要求を受けております。具体的に説明致しますと、『5,000万円の支払いと代表取締役・吉田雅一の辞任、この2つが実行されない場合、不正を公表する』という内容です」と発表した。金銭要求は今回で2度目。1度目は今年7月26日に同様の内容で、2500万円が要求されていたという。

 塩見氏が告発した不正行為について、クラブは「存在しないもの」と認識しつつ、その要求に畏怖を覚え、1度目の金銭要求には応えていたことを明かしている。今回の件に関しては、弁護士とともに、鈴鹿警察署に相談済み。鈴鹿市、三重県、JFLなどにも一部情報を共有しているという。

 クラブは「詳細な説明を行うべき立場にあるかとは存じますが、合計7,500万円に及ぶ巨額な金銭を得ることを目的とした告発であり、かつ内容自体を正確に理解することが難しいため、本件の対応は基本的に警察署に一任することとしておりますので、現時点では詳細な説明を控えさせていただく予定でおります」と伝えている。

以下、クラブリリース全文
「我々、鈴鹿ポイントゲッターズは現在、弊社元執行役員・塩見大輔氏より、5,000万円の金銭要求を受けております」

「具体的に説明致しますと、『5,000万円の支払いと代表取締役・吉田雅一の辞任、この2つが実行されない場合、不正を公表する』という内容です」

「塩見氏からの金銭要求に関しましては、今回で2度目になります。1度目は、本年7月26日に同様の内容で2,500万円の金銭要求を受けておりました」

「塩見氏が指摘する不正行為の内容は、複数あり、趣旨が判然としない指摘も多数を占めておりました。弊社としては、塩見氏が指摘するような不正行為は存在しないものと認識しておりましたが、塩見氏からの執拗な金銭要求に畏怖を覚えてしまい、また塩見氏が一方的に事実を捻じ曲げて、あたかも弊社に不正が存在するかのような虚偽の情報を拡散することを恐れ、2,500万円を支払い、関係を断ち切るという選択をしてしまいました」

「その後再度、塩見氏より金銭要求を受けるようになったのは、約3週間前の11月27日です。この金銭要求は本日まで、合計80回以上に渡り行われております。この合計7,500万円の金銭要求に関しましては、弁護士と共に所轄の鈴鹿警察署に相談済みであり、鈴鹿市・三重県・JFL等関係各所にも一部情報を共有させていただいております」

「また弊社に、塩見氏が指摘するような八百長試合の実行やその他不正行為の事実が認められないことは、弁護士、関係者、その他関係各所への照会により確認済みでしたので、今回は塩見氏の要求には応じないこととし、無視を貫いておりました」

「ところが、今般、塩見氏自身のTwitterアカウントを用いて、弊社の不正を示唆するようなツイートが繰り返し投稿されており、そしてそれは当分の間続くであろうと予想され、日頃から鈴鹿ポイントゲッターズを応援してくださっているサポーターの皆様やスポンサー企業の皆様、さらには協会関係者の皆様に多大なるご心配をおかけする事態に至ったことから、本件リリースを行う運びとなりました」

「本来であれば、弊社に不正が存在しないことについて、詳細な説明を行うべき立場にあるかとは存じますが、合計7,500万円に及ぶ巨額な金銭を得ることを目的とした告発であり、かつ内容自体を正確に理解することが難しいため、本件の対応は基本的に警察署に一任することとしておりますので、現時点では詳細な説明を控えさせていただく予定でおります。何卒、ご理解賜りますよう、宜しくお願い申し上げます」

「引き続き、応援してくださる皆様のために、法規遵守のもと、誠心誠意、活動して参りますので、ご支援の程、何卒宜しくお願い致します」

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