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日韓W杯から20年…フラット3の申し子・森岡隆三が綴る一冊が発売

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 10日、元⽇本代表DF森岡隆三による著書『すべのて瞬間を生きる PLAY EVERY MOMENT』が、徳間書店から発売された。

 2002年日韓W杯。自国開催という狂騒の中で、日本代表はW杯初勝利、16進出という好成績をおさめていた。当時の日本代表=トルシエジャパンの代名詞だった「フラット3」の申し子として、そしてキャプテンとして、大会に臨んだ森岡。ところが、開幕戦のベルギー戦の接触プレーで、足に違和感を覚えて戦線を離脱、再びW杯の舞台に戻ることはなかった――。

 天国から一転、地獄を体感した「消えたキャプテン」は、選手として、人間として、どう考え、どうもがき、どう受け入れ、そして、歩み続けてきたのか? 桐蔭学園高(神奈川)、清水エスパルス、日本代表としての歩みを中心に、今だから明かせる心の声を綴った、唯一無二の渾身の一冊だ。

 著者の森岡は、本書への思いを明かす。

「本書に綴ったことは、私がいかにサッカーをとおして人生を歩んできたかということです。しかし、そのほとんどが痛みをともなっていて、自分のことながら愕然とし、あらためて「ヘタレエピソードの連続だな」と思いました。 それと同時に、『人との縁に恵まれてきた』『多くの人に助けられてきた』と思いました。

 傷つきながらもここまで歩んでこられたのは、間違いなく、人との縁、サッカーを通して多くの学びがあったからだと、あらためて強く認識しました。 本書を読み、一人でも多くの方が、何かしらの共感を得たり、前へ歩むきっかけになったりするようなことがあれば、著者としてこれほど嬉しいことはありません」

【書籍概要】
■書名:すべのて瞬間を生きる PLAY EVERY MOMENT
■著者:森岡隆三
■発売日: 2022年6月10日
■発行元:徳間書店
■定価:本体1760円(税込)
■ページ数:336ページ
■判型:四六判ソフトカバー
■ISBN:978-4-19-865483-2
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【内容紹介】
第1章 横浜というルーツ
第2章 鹿島でのプロ生活
第3章 王国の教え
第4章 パラグアイでの洗礼
第5章 シドニー経由、アジアの頂点
第6章 パリで感じた距離感 
第7章 閃光の2002
第8章 絶望からの開放 
第9章 指導者の道へ 
第10章 逆境に花を
第11章 未来を創る仕事

【著者】
森岡隆三(もりおか・りゅうぞう)
1975年、横浜市生まれ、桐蔭学園高を経て、鹿島アントラーズ、清水エスパルス、京都サンガでプレー。2000年シドニー五輪、2002年日韓W杯などでキャプテンを務め、チームを牽引。現在はサッカー解説者、指導者(JFA公認S級コーチ)、清水エスパルスのアカデミーヘッドオブコーチングとして活躍中。

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