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クラセン準決勝はまさかの幕切れ…横浜FMユースが“抽選”で7年ぶり決勝進出! 柏U-18は前半ラストプレー同点弾も雷雨中止で涙

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横浜FMユースはMF白須健斗(1年)が先制ゴール

[8.1 クラブユース選手権準決勝 横浜FMユース 2-2 柏U-18 正田スタ]

 日本クラブユース選手権(U-18)大会は1日、群馬県の正田醤油スタジアムで準決勝を行い、第2試合は横浜F・マリノスユース柏レイソルU-18が対戦した。横浜FMが2点を先行し、柏が2点を追いつくという展開でハーフタイムへ。ところが、後半を雷雨によって始められないまま試合中止が決まり、大会規定に基づいた行われた抽選の結果、横浜FMの2015年以来7年ぶりの決勝進出が決まった。

 互いに高円宮杯プレミアリーグEASTでシノギを削るJユース同士の対決。1-0の接戦でセレッソ大阪U-18が横浜FCユースを下した第1試合から一転、前半から大きくスコアが動く展開となった。

 先に試合を動かしたのは、プレミアリーグでも上位を走る横浜FMだった。前半9分、DF舩木大輔(2年)からのダイレクトパスをFW内野航太郎(3年)が収め、左サイドに展開すると、MF白須健斗(1年)がドリブルでカットイン。相手をかわしてエリア外から右足を振り抜くと、鋭いシュートがニアポスト脇に突き刺さった。

 柏は失点直後の前半10分、DF田村心太郎のスルーパスにFW山本桜大が抜け出すも、左足シュートは枠を外れる。すると横浜FMは同14分、左からのコーナーキックをMF篠原佑岳がファーサイドに送り込むと、エースの内野が巧みにマークをかわし、高い打点からヘディングシュート。得点ランキング単独トップの今大会5ゴール目でリードを2点に広げた。

 ところが柏も譲らない。クーリングブレイク明けの前半26分、左右からのクロス構成で相手を深く押し込むと、DF西村龍留(3年)のクロスボールをFW瀧澤一心(3年)が頭で折り返し、ペナルティエリア内でMF大橋斗唯(3年)が倒されてPKを獲得。これをエースの山本が落ち着いてゴールに打ち込み、1点を返した。

 その後も一進一退の攻防が続く中、前半アディショナルタイムに柏が同点に追いついた。DF花松隆之祐(3年)が華麗に浮かせた縦パスを狙い、中盤に降りてきたFW近野伸大(2年)に通すと、左サイド起点に攻撃をスタート。MF中村拓夢のクロスボールがニアサイドを突き、ここに飛び込んだ山本がうまく軌道をそらすヘディングシュートを突き刺した。

 そのまま試合はハーフタイムへ。ところが直後、会場周辺で雷鳴が響き渡り、試合再開が見合わせに。約30分後、雷雨が止まらないため中止が決定し、同点の場合の大会規定に基づいて抽選が行われた結果、横浜FMの決勝進出が決まった。

(取材・文 竹内達也)
●【特設】第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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