beacon

無念の柏U-18、40+4分劇的同点弾も“抽選”敗退「この経験が人生に必要な時がくる」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.1 クラブユース選手権準決勝 横浜FMユース 2-2 柏U-18 正田スタ]

 前半アディショナルタイム4分、左サイドからのクロスをニアでのヘディングシュートでねじ込むというFW山本桜大(3年)の劇的なスーパーゴールで追いつき、2-2でハーフタイムを迎えた柏レイソルU-18だったが、決勝進出の希望は思わぬ形で断たれた。

「こんなことがあるんだなと……」(酒井直樹監督)。前半終了のホイッスルを合図とするように鳴り響き始めた雷鳴は時間が経つごとに大きくなり、後半開始を前に試合の中断が決定。それでも雷光はおさまるどころか鋭さを増し、次第に激しい雨も降り始めると、前半終了から約30分後、試合中止が決まった。同点で中止の場合は大会規定により抽選を実施。その結果、柏U-18は無念の敗退となった。

 試合後、酒井監督は「監督として経験が必要だとは思っていたけど、こんな経験をするとは……」と悔しさを吐露。その一方で「指導者としては選手たちをどうモチベートして次に繋げるかが大事。彼らはここが正解ではなく、正解はこの先なので」と述べつつ、「通過はできなかったけど、こういう経験も人生には必要な時がくる。俺たちは負けてもいないということをモチベーションにして次につなげていきたい」と前を見据えていた。

(取材・文 竹内達也)
●【特設】第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

TOP