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[MOM4781]福岡U-18DF池田獅大(3年)_守備も攻撃もトップクラス目指す、点の取れる右サイドバック

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アビスパ福岡U-18のキャプテンを務めるDF池田獅大(3年=5番)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.26 クラブユース選手権(U-18)準々決勝 清水ユース 2-3 福岡U-18 アミノバイタルトレーニングセンター宮崎サッカー・ラグビー場]

 攻撃では1ゴール1アシストの大活躍、守備では対面の清水エスパルスユースMF小竹知恩(3年)の突破に苦しめられながらも、体を張った守備を見せ続けた。苦しい試合をものにできたのは、強烈なキャプテンシーを見せ続けたアビスパ福岡U-18DF池田獅大(3年)の攻守にわたる奮闘があってこそだ。

 福岡の久永辰徳監督が「点の取れるサイドバックに成長してきています」と語る通り、機を心得た攻撃参加で見事にチーム2点目となるゴールを挙げた。「自分は守備も攻撃参加も特長なので、しっかりゴール前に入って決め切れたのは良かったです」と語る池田は縦突破、クロスだけでなく、シュートも相手の脅威となっている。

 また、久永監督は「キャプテンとして選手間でコミュニケーションが取れますし、パーソナリティの良さがあります。苦しい時間帯も中でしっかり声をかけてくれました」とピッチ内外でのコミュニケーション能力の高さを評価していた。福岡自体、よく声が出ていて全員が元気なチームだが、とりわけ池田の声による統率力は大きい。

 今はサイドバックを務めているが、「ポジションにこだわりはありません。守備でも攻撃でも監督に求められた自分の役割を全うできれば、長くチームにいられますし、長く試合に出られます。守備も攻撃もトップクラスでありたいと思います」と、特定のポジションにこだわらず、攻守ともにスペシャルな選手を目指す。今後、全く別のポジションで花開く可能性も感じさせるスケールの大きな逸材だ。

(取材・文 小林健志)

●第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)特集
小林健志
Text by 小林健志

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