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飲酒運転のビダル、チリは追放せず 本人は涙で謝罪

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 チリ代表のホルヘ・サンパオリ監督は17日、飲酒運転という問題を起こしたMFアルトゥーロ・ビダルをチームにとどめると明らかにした。ビダルは同日に会見で涙を流しながら謝罪している。

 ビダルは休養日だった16日、夫人とカジノに行ってから合宿所に戻る途中で他車と衝突。軽傷だったが車は大破し、さらにはアルコールが検出されたことで警察に身柄を拘束された。

 報道によると、ビダルには免許取り消しに加え、ミラノのチリ領事館への毎月の出頭が求められたとのこと。大会中に問題を起こしたビダルはチーム追放の可能性も騒がれたが、サンパオリ監督はビダルを今後も起用すると明かしている。

「彼は非常に価値のある選手だ。過ちを犯したが、我々にとって彼を外すほど決定的なものではなかった。彼は常に良い振る舞いをしてきた。今の我々には彼を含めることが必要だ」

 一方、ビダルは次のように状況を説明し、涙を流して謝罪している。

「カジノに行って酒を飲んだ。そして事故があり、妻や多くの人の命を危険にさらした。後悔している。支えてくれたすべての人に感謝したい。チームメートと国民、国全体に謝罪したい。本当に恥じている。自分にできるのは謝罪することだけだ。みんなをがっかりさせてしまったが、王者になるために全力を尽くす」

 ビダルはコパ・アメリカの2試合で大会最多の3ゴールを挙げており、大黒柱としてチームをけん引してきた。1勝1分けのチリは、19日のグループA最終節でボリビアと対戦する。

●コパ・アメリカ2015特集ページ
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