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ブラジルが12年ぶり9度目の南米制覇! 躍動エベルトンが得点王に、1G1Aジェズスは2回目警告で退場

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ブラジルがコパ・アメリカ制覇

[7.8 コパ・アメリカ決勝 ブラジル3-1ペルー マラカナンスタジアム]

 コパ・アメリカ決勝が8日に行われ、開催国ブラジル代表ペルー代表に3ー1で勝利。2007年以来となる9度目の大会制覇となった。

 4大会ぶりの決勝進出となったブラジルは4-2-3-1の布陣。ゴールをGKアリソン・ベッカーが守り、最終ラインはDFダニエウ・アウベス、DFマルキーニョス、DFチアゴ・シウバ、DFアレックス・サンドロが配置される。中盤にはMFアルトゥール、MFカゼミーロ、そしてFWガブリエル・ジェズス、MFフィリペ・コウチーニョ、FWエベルトン。前線にはFWロベルト・フィルミーノが入った。

 2度目の優勝を果たした1975年以来44年ぶりの決勝進出を果たしたペルー。4-2-3-1の布陣で、ゴールはGKペドロ・ガレセが守る。最終ラインはDFルイス・アドビンクラ、DFカルロス・サンブラーノ、DFルイス・アブラン、DFミゲル・トラウコ。中盤にMFレナト・タピア、MFジョシマール・ジョトゥン、そしてMFエディソン・フローレス、MFクリスティアン・クエバ、FWアンドレ・カリージョが配置される。前線にはFWパオロ・ゲレーロが入った。

 序盤はブラジルが攻勢に。前半15分、ジェズスが巧みなボールタッチでマークを引き付けて右サイドからクロスを上げると、ファーサイドで完全にフリーとなったエベルトンが右足ダイレクトで押し込み、先制に成功。エベルトンは大会3ゴール目で得点ランク単独トップに立った。

 その後も圧倒的な攻撃力を発揮するブラジルだが、ペルーは追加点を許さない。するとペルーは前半41分、敵陣に進入したクエバがPA右から折り返したところで、T・シウバのハンドを誘発。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入して主審がフィールド横のモニターで確認したものの、判断は変わらずにペルーがPKを獲得した。

 ペルーのキッカーはゲレーロ。冷静にゴール右に沈めて1-1の同点に追いついた。今大会無失点を続けていたブラジルは初の失点を喫し、ゲレーロはエベルトンに並ぶ今大会3点目を記録した。

 ブラジルは今大会初失点でぺースが乱れるかと思いきや、あくまで攻撃を続けることで調子を取り戻す。前半アディショナルタイム3分過ぎ、フィルミーノが中盤でボールを奪取するとアルトゥールがショートカウンター。3人に囲まれたところで横パスを出すと、受けたジェズスがPA中央でゴール左に流し込み、再び2-1と勝ち越した。

 ブラジルは後半から畳みかけるような連続攻撃。しかし追加点を奪えずにいると、後半25分にジェズスがイエローカードを受けてしまう。前半30分にすでに1枚目を受けていたため、累積2枚目で退場処分に。ブラジルは数的不利に陥ってしまう。

 10人になったブラジルは後半30分にフィルミーノを下げてリシャルリソンを入れ、コウチーニョに代えてDFエデル・ミリトンも投入。ペルーも同33分にジョトゥンを下げてFWラウール・ルイディアスを、同37分にタピアをMFクリストファー・ゴンザレスを投入した。

 数的不利のブラジルは勝利に徹する試合運びを展開。一方、追いかけるペルーは果敢に得点を狙うが、その隙を再びブラジルに狙われてしまう。

 ブラジルは後半42分、左サイドからPA中央に入り込んだエベルトンがサンブラーノのファウルを誘発してPKを獲得。最後はリシャルリソンがダメ押しの3点目をPKで決めた。試合はそのまま終了し、ブラジルが3-1で勝利。“カナリア軍団”が12年ぶりの南米王者となった。

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