コパ・アメリカ2021で活躍しているブラジル代表FWネイマールがペルー代表戦後のインタビューで涙ながらにコメントした。

　当初アルゼンチンとコロンビアの共同開催だったコパ・アメリカ2021は、コロンビアの政情不安や新型コロナウイルスの影響により、大会直前にブラジル開催に変更。ホスト国となったブラジルは、初戦のベネズエラ代表戦を3-0で制すと、日本時間18日に行われた第2節のペルー戦も4-0で勝利した。

　ベネズエラ戦に続いてペルー戦でも躍動して連続ゴールを挙げたセレソンのエースであるネイマールは、これでブラジル代表の歴代最多得点者であるペレ氏の記録、77ゴールに9ゴール差に迫る68ゴール目をマークした。

　試合後、ネイマールは、「(ペレ氏の記録に近づくのは)僕にとって感動的だ。この2年間は本当に多くのことを経験した。僕たちはみんな非日常を経験してきた。ブラジルにとって、そしてそのほかの場所でも本当に厳しい瞬間を過ごしてきた」と口に。新型コロナのパンデミックやブラジルの状況、母国を背負うことへの重圧や誇りなどを改めて感じたこともあってか、涙ながらにコメントした。

「誰かにとっての目標となり、人々に幸せを与えることは僕にとっての喜びだ。家族や友人に誇りに思ってもらえたら嬉しい。この試合で喜んでくれた人すべてが誇りに思ってくれたらと願う。僕にあるのはただ、ブラジルを背負う誇りだけだ」

　コパ・アメリカ2021は10カ国が2グループに分かれてグループステージを消化。2連勝のブラジルはグループBの首位に立っており、日本時間24日に行われる第3節でコロンビア代表と対戦する。

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