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大舞台で2戦連発!! 広島DF塩谷「幸せなサッカー人生を送っている」

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[12.13 クラブW杯準々決勝 マゼンベ 0-3 広島 長居]

 2試合連続ゴールでチームに勢いをもたらした。スコアレスのまま試合は進み、前半も終了するかと思われた同44分、サンフレッチェ広島に先制点がもたらされる。値千金のゴールを奪ったのは、10日に行われたクラブW杯初戦でもゴールを陥れていたDF塩谷司だった。

 CKの好機を得ると、キッカーを務めるMF茶島雄介が蹴り出したボールに対して、ニアサイドに走り込んだDF佐々木翔がダイビングヘッドでコースを変える。裏へと流れてきたボールにいち早く反応した塩谷が右足で押し込み、待望の先制点が生まれた。

「僕のところにはマークがついているのかついていないのか曖昧な状況でした。こぼれ球や翔が触ってすらしたボールが来るんじゃないかなと狙っていたら、うまく僕のところに転がってきて、本当に押し込むだけだったのでラッキーなゴールでした」

 2試合連発に「チームに貢献できている感じがします」と語りつつも、「皆がチームのために戦って、こういう結果が出ています」とチーム全員で戦えていると強調。「誰がどうではなく、チーム全体で戦えているから、ゴールが取れているし、このステージに来られていると思う。それが広島の良さです」。

 チャンピオンシップから過密日程が続くが、意に介さない。「疲労よりも、この素晴らしい大会に出られることを幸せだと思っています。サッカー人生の中で、クラブW杯に出られない選手の方が多いと思うので、すごい幸せなサッカー人生を送っていると思います」と白い歯を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)

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