前半シュートゼロからの逆襲…後半猛攻の鹿島、アフリカ王者撃破で準決勝進出!!
[12.11 クラブW杯準々決勝 マメロディ・サンダウンズ0-2鹿島 大阪]
FIFAクラブワールドカップ2016の準々決勝が11日、市立吹田サッカースタジアムで行われ、開催国代表で、初出場となるJリーグ王者の鹿島アントラーズが同じく初出場のアフリカ代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と対戦し、2-0の完封勝利を収めた。準決勝に駒を進めた鹿島は14日に市立吹田サッカースタジアムで南米代表のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)と、敗れたサンダウンスは同日に同会場で行われる5位決定戦で全北現代(韓国)と対戦する。
鹿島は8日に行われたクラブW杯開幕戦オークランド・シティ戦から先発3人を入れ替え、FWファブリシオ、MF小笠原満男、DFファン・ソッコに代えてFW赤崎秀平、MF中村充孝、DF植田直通を先発起用した。[スタメン&布陣はコチラ]
序盤からFWカマ・ビリアト、MFパーシー・タウらのスピードに手を焼く鹿島は前半13分、サンダウンズに好機を創出されてしまう。しかし、ビリアトのスルーパスから抜け出してPA内に進入したMFタペロ・モレナのシュートを、好反応を見せたGK曽ヶ端準がきっちり弾き出して先制点を許さなかった。
だが、その後も鹿島はサンダウンズに幾度となくゴールを脅かされてしまう。前半29分には後方から送られたロングボール1発でタウに抜け出されたものの、曽ヶ端が立ちはだかって危機をしのぐ。さらに同35分にはMFサムエル・マブンダに強烈なミドルシュートを枠内に飛ばされるが、またもや曽ヶ端が横っ飛びのセーブで弾き出してゴールを割らせなかった。
守護神の踏ん張りに応えたい攻撃陣だが、サンダウンズの素早いプレッシャーに苦しみ、前線の赤崎、FW土居聖真までなかなかボールを運べすに攻撃の形を作れない。失点こそしのいだが、好機らしい好機を創出できずにシュートゼロのまま前半終了のホイッスルが吹かれた。
スコアレスのまま後半を迎えると、鹿島が押し込む時間帯が続き、後半8分にはMF遠藤康がミドルレンジから狙うもボールは枠上に外れた。さらに同12分にはMF柴崎岳のスルーパスから右サイドを駆け上がった遠藤のクロスから好機を生み、逆サイドのDF山本脩斗の折り返しを受けた土居が相手を背負いながらもシュートを放ったが、相手選手にブロックされてネットを揺らすには至らず。
サンダウンズゴールをこじ開けようと圧力を掛ける鹿島は、後半15分にも好機を生み出すが、中村のパスから最終ライン裏に抜け出した山本のクロスをダイレクトで合わせたDF西大伍のシュートは、ライン上にいた相手選手にクリアされてしまう。すると同16分、中村に代えて開幕戦で決勝点を奪ったFW金崎夢生をピッチへと送り込む。
そして攻勢を掛ける鹿島が後半18分、ついに先制に成功する。柴崎のロングパスを右サイドで受けた赤崎がクロスを送ると、土居のヘッドでの折り返しを遠藤が左足でシュート。GKデニス・オニャンゴに反応されたものの、ボールの勢いが勝ってゴールマウスに吸い込まれ、スコアを1-0とした。
その後は後半25分にMF永木亮太がミドルシュートで、同29分には金崎がヘディングシュートでゴールを脅かすも追加点は生まれない。しかし、粘り強い守備でサンダウンズの反撃をしのぐと、同43分にFW鈴木優磨のラストパスからゴール前でフリーになった金崎がダメ押しゴールを奪い、鹿島が2-0の完封勝利を収めた。
(取材・文 折戸岳彦)
●クラブW杯2016特集
FIFAクラブワールドカップ2016の準々決勝が11日、市立吹田サッカースタジアムで行われ、開催国代表で、初出場となるJリーグ王者の鹿島アントラーズが同じく初出場のアフリカ代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と対戦し、2-0の完封勝利を収めた。準決勝に駒を進めた鹿島は14日に市立吹田サッカースタジアムで南米代表のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)と、敗れたサンダウンスは同日に同会場で行われる5位決定戦で全北現代(韓国)と対戦する。
鹿島は8日に行われたクラブW杯開幕戦オークランド・シティ戦から先発3人を入れ替え、FWファブリシオ、MF小笠原満男、DFファン・ソッコに代えてFW赤崎秀平、MF中村充孝、DF植田直通を先発起用した。[スタメン&布陣はコチラ]
序盤からFWカマ・ビリアト、MFパーシー・タウらのスピードに手を焼く鹿島は前半13分、サンダウンズに好機を創出されてしまう。しかし、ビリアトのスルーパスから抜け出してPA内に進入したMFタペロ・モレナのシュートを、好反応を見せたGK曽ヶ端準がきっちり弾き出して先制点を許さなかった。
だが、その後も鹿島はサンダウンズに幾度となくゴールを脅かされてしまう。前半29分には後方から送られたロングボール1発でタウに抜け出されたものの、曽ヶ端が立ちはだかって危機をしのぐ。さらに同35分にはMFサムエル・マブンダに強烈なミドルシュートを枠内に飛ばされるが、またもや曽ヶ端が横っ飛びのセーブで弾き出してゴールを割らせなかった。
守護神の踏ん張りに応えたい攻撃陣だが、サンダウンズの素早いプレッシャーに苦しみ、前線の赤崎、FW土居聖真までなかなかボールを運べすに攻撃の形を作れない。失点こそしのいだが、好機らしい好機を創出できずにシュートゼロのまま前半終了のホイッスルが吹かれた。
スコアレスのまま後半を迎えると、鹿島が押し込む時間帯が続き、後半8分にはMF遠藤康がミドルレンジから狙うもボールは枠上に外れた。さらに同12分にはMF柴崎岳のスルーパスから右サイドを駆け上がった遠藤のクロスから好機を生み、逆サイドのDF山本脩斗の折り返しを受けた土居が相手を背負いながらもシュートを放ったが、相手選手にブロックされてネットを揺らすには至らず。
サンダウンズゴールをこじ開けようと圧力を掛ける鹿島は、後半15分にも好機を生み出すが、中村のパスから最終ライン裏に抜け出した山本のクロスをダイレクトで合わせたDF西大伍のシュートは、ライン上にいた相手選手にクリアされてしまう。すると同16分、中村に代えて開幕戦で決勝点を奪ったFW金崎夢生をピッチへと送り込む。
そして攻勢を掛ける鹿島が後半18分、ついに先制に成功する。柴崎のロングパスを右サイドで受けた赤崎がクロスを送ると、土居のヘッドでの折り返しを遠藤が左足でシュート。GKデニス・オニャンゴに反応されたものの、ボールの勢いが勝ってゴールマウスに吸い込まれ、スコアを1-0とした。
その後は後半25分にMF永木亮太がミドルシュートで、同29分には金崎がヘディングシュートでゴールを脅かすも追加点は生まれない。しかし、粘り強い守備でサンダウンズの反撃をしのぐと、同43分にFW鈴木優磨のラストパスからゴール前でフリーになった金崎がダメ押しゴールを奪い、鹿島が2-0の完封勝利を収めた。
(取材・文 折戸岳彦)
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