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「レアルの試合しか…」本田、初のクラブW杯は「独特だった」

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パチューカMF本田圭佑

[12.16 クラブW杯3位決定戦 アルジャジーラ1-4パチューカ アブダビ]

 自身に出番はなかった。延長戦までもつれ込んだ9日の準々決勝、12日の準決勝でともに120分間のフル出場を果たしていたパチューカMF本田圭佑は、3位決定戦のピッチに立つことはなく、4-1と快勝を収めた試合をベンチから見守った。

 前々日、前日のトレーニングは冒頭の15分間が公開されたが、本田は右足にテーピングを巻いてトレーニングをこなしていた。1週間後の22日には国内カップ戦のモンテレイ戦が控えていることもあり、「理想は両方(3位決定戦とカップ戦)に出れること」としつつも、「どっちに力を注ぐかと考えたとき、モンテレイ戦だろうというところは(ディエゴ・アロンソ)監督とも一致していた」とコンディションを考慮され、欠場となったようだ。

「完璧ということはないけど、パチューカの戦力や目指していたものを考えると、一つ合格なんじゃないかなと思います」。3位という結果に充実した表情を見せると、自身初のクラブW杯は「独特だった」と振り返った。

「短期決戦や雰囲気、国ではなくクラブというところ。結局レアルの試合しか満員に入らないのも面白い。W杯と比べると、国の威信を懸けて戦うのとはちょっと違うかなと感じた。課題もあるでしょうが、この大会の良さを感じたというのは率直な感想ですね」

 初のクラブW杯を終えた男は、1週間後の戦いに向けて再び準備を進める。

(取材・文 折戸岳彦)
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