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チェルシーがクラブW杯初優勝! 延長後半V弾のハバーツはメッシ以来の快挙

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チェルシーがクラブW杯初優勝

[2.12 クラブW杯決勝 チェルシー 2-1(延長) パルメイラス アブダビ]

 欧州王者のチェルシー(イングランド)が12日、FIFAクラブワールドカップ2021決勝で南米王者のパルメイラス(ブラジル)を延長戦の末に2-1で下し、初優勝を飾った。

 チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督は大会前に新型コロナウイルスの検査で陽性となり、9日の準決勝アルヒラル戦(○1-0)は不在。隔離期間を終えた同監督は11日に開催地のUAEへ到着し、この試合から指揮を執った。

 チェルシーは前半をスコアレスで折り返したが、後半10分に左サイドのMFカラム・ハドソン・オドイからのクロスをFWロメル・ルカクがヘディングで叩き込み、先制に成功する。

 しかし、後半16分に自陣PA内のDFチアゴ・シウバにハンドがあったとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経てパルメイラスにPKを献上。同19分、キッカーを務めたFWハファエウ・カバウカンチ・ベイガに決められ、試合を振り出しに戻された。

 そのまま90分間では決着がつかず、勝負の行方は延長戦へ。スコアが動いたのは延長後半12分だった。左CKの流れからDFセサル・アスピリクエタのシュートが相手の手に当たり、VARの介入でPKを獲得する。キッカーを任されたのはMFカイ・ハバーツ。GKの逆を突いて左足でゴール左に沈め、2-1とする勝ち越し弾を奪った。

 延長後半アディショナルタイム6分には、パルメイラスのDFルアン・ガルシア・テイシェイラがハバーツのチャンスシーンをファウルで阻止し、一発退場。2-1で逃げ切ったチェルシーが大会初制覇を果たした。

 チェルシーはマンチェスター・ユナイテッド、リバプールに続き、イングランド勢として3クラブ目の優勝。さらにユナイテッド、ドイツの名門バイエルンとともに、クラブW杯とUEFA主要タイトルを全て獲得したクラブとなった。

 また、ハバーツは1シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)とクラブW杯の両ファイナルで決勝ゴールを記録。データサイト『オプタ』の公式ツイッター(@OptaJoe)によると、2011年のFWリオネル・メッシ(当時バルセロナ)以来の快挙となる。

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