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U-18日本代表FW杉浦力斗が金沢入り!興國高の3年生で4人目のJリーガー誕生!!

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ツエーゲン金沢加入が内定した興國高FW杉浦力斗

 大阪の育成チーム、興國の“黄金世代”から4人目のJリーグ内定選手が誕生した。ツエーゲン金沢は2日、興國高FW杉浦力斗(3年)が21年シーズンの新加入選手として内定したことを発表。興國の3年生では、すでにGK田川知樹(3年)、CB平井駿助(3年)、FW樺山諒乃介(3年)の横浜F・マリノス内定が発表されており、これで同期の4選手が高校から直接でのプロ入りを果たすことになる。

 杉浦は昨年6月のU-17日本代表アルゼンチン遠征に初招集され、今年も1月のU-18日本代表スペイン遠征に参加している。182cmの長身と抜群のスピードの持ち主で、鋭い抜け出しからシュートを打ち込むほか、ポストワークも正確。今年2月には樺山とともにトゥールーズ(フランス)のセカンドチームに練習参加し、高さに加え、技術面や活動量の多さを評価されたという。スケール感大きなFWだ。

 金沢に練習参加した際は「スピードとシュートの場面でも結構決められたところが多かったので良かった」と振り返る。今後の活躍によっては、興味を示すクラブもまだまだ増えそうだが、それを待つことなく進路を金沢に一本化。杉浦はその理由について説明する。

「金沢に決めた理由は、練習参加した時に練習の雰囲気も良くて、自分のスピードなどを活かしたプレーができると思ったのと、少人数(フィールド22名)で活動していることもあって、試合に絡んでいけるチャンスも多くあると思ったし、練習試合も多いから試合感覚が鈍らないのも良いと思いました。(柳下正明)監督自ら一人一人に対して細かいところの指導もしていて、コーチ達も常に見てくれていて成長出来ると感じたから」。金沢ではコンビネーションや動き出しで自身に雑な部分があったことも実感。そして、「(金沢で成長して)DFにとって捕まえにくく、脅威な選手になれるようにしたい」と意気込んでいる。

 もちろん、横浜FM入りを決めた3人は意識している。「去年のJ1優勝チームに行くことは本当に凄いことだと思うし、練習参加から帰ってくると毎回絶対に上手くなってくるからそれを見て凄く刺激を受けているし、身近なところにそういった選手が各ポジションに3人も居てるのは自分にとってもプラスになるし、その3人には絶対に負けたくないと思います」。昨秋、杉浦は彼ら3人とともに横浜FMに練習参加。J1のチャンピオンチームからのオファーを勝ち取ることの難しさを分かっている。だからこそ、彼ら以上に成長することを全力で目指す。

 1年目から活躍し、ステップアップしていくために必要なことはたくさんある。「自分のスピードを活かす為にもっと学んで、裏へ抜けるための動き方やFWとして前線で身体を張ってボールをキープするところも身につけないといけないと思うし、シュートを決め切る力をつけて攻守においてもっとハードワーク出来るようにする」。まずは課題としっかりと向き合ってレベルアップすることに集中する。

 興國の3年生は“興國のブスケツ”ことMF湯谷杏吏や快足MF南拓都、チームリーダーのCB中島超男も注目プレーヤー。“黄金世代”から5人目のJリーガーが誕生する可能性もあるだけに注目だ。杉浦は金沢のサポーターへ向けて、「見て欲しいところはスピードを活かしたプレーとゴールを決める姿。ツエーゲン金沢という素晴らしいチームで1試合でも早く試合に出て、チームの勝利に貢献できるように頑張りますので応援よろしくお願いします!」とコメント。MF島津頼盛、MF田路耀介、DF高安孝幸と興國のOBたちもプレーする金沢で、1年目からサポーターの期待に応える。

(取材・文 吉田太郎)
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