beacon

代表合宿5日目、練習後のザッケローニ監督コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
 6月3日のW杯アジア最終予選・オマーン戦(埼玉)に向けて埼玉合宿中の日本代表は29日、合宿5日目の練習を行った。右太腿痛のDF伊野波雅彦(神戸)は前日28日に続いて別メニューで調整した。

以下、練習後の監督コメント

アルベルト・ザッケローニ監督
―合宿5日目を終えたが?
「自分たちのやりたいことを少し整理して、足に力を込めるというか、フィジカルの準備をしている段階。今日まではフィジカルの準備。オマーン戦だけでなく、3試合に向けて基本的なことを整理した。明日から具体的に戦術の準備をしていく」

―アゼルバイジャン戦で高く評価した宮市はチームにフィットできそうか?
「宮市だけでなく、すべての選手に言えることだが、集中して練習に取り組んでくれている。試合に向けてモチベーションは高まってきているし、チームを見ている限りはポジティブな考えを持っている。試合に向けていい雰囲気に持っていけると思う。メンタルの面でもフィジカルの面でも、最大の準備をして臨みたい」

―メンバー発表の会見で「しっかり準備できた学生が試験に臨む心境」と話していたが、その心境に変化はないか?
「特に変化はない。心配もしていないし、選手に全幅の信頼を寄せている」

―明日からの練習で戦術面でチェックしたいことは?
「ベースの戦術はここ数日でやってきている。明日からは具体的に対戦相手を想定して詰めていく。とはいえ、相手次第というより、うち次第という展開になると思っている」

―オマーンの情報は集まっているのか?
「対策を練るための情報量は持っているし、映像も手に入っている。とはいえ、うち次第だと思っているし、相手を恐れるようなことはない。リスペクトはするが、恐れることは一度もない。大切なのは日本代表がメンタル、フィジカルの両面でいい状態で臨むこと。最終予選に簡単な試合が一つもないことは分かっている」

―ここまで調整は順調に来ているか?
「これから合流するメンバー(GK権田修一、DF酒井宏樹、MF高橋秀人)もクラブで試合に出場しているし、フィジカルコンディションの問題はない。ただ、試合の数日前の合流になるので、対オマーンの情報という点では他の選手より少ないと思う」

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
ブラジルW杯アジア最終予選特集

TOP