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[AFCフットサル選手権2012]日本代表が4強入りで、3大会連続のW杯出場権を獲得!!

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 AFCフットサル・アジア選手権は29日、準々決勝を行い、日本はキルギスタンと対戦した。勝てば11月にタイで行われるフットサル・W杯に出場権を獲得できる一戦で、日本は前半にFP逸見勝利ラファエルのゴールで先制する。後半もキルギスタンの攻撃を凌いだ日本は、1-0で勝利。4強進出を決めると同時に、3大会連続となるフットサルW杯の出場を決めた。

 一進一退の攻防が続く一戦で、待望の先制点を挙げたのは日本だった。前半11分、右サイドから逸見の放ったシュートをGKがセーブしきれずに、1-0と先制する。その後は、互いにチャンスをつくるが得点は生まれず、日本が1点をリードして前半を折り返した。

 後半は1点を追うキルギスタンの反撃に遭う。しかし、GK川原永光の活躍もあり、日本は得点を許さない。逆に速攻からFP高橋健介がゴールを狙うが、追加点を挙げることはできない。後半9分にもFKのチャンスを得ると、FP村上哲哉が強烈なシュートを放つ。これをキルギスタンのGKが弾いたところにFP北原亘が詰めたが、シュートを枠に飛ばすことはできなかった。

 残り5分を切り、激しくプレスをかけてくるキルギスタンに対し、日本はGK川原も含めたパス回しでプレスをかわして、ボールを前線に運ぶ。しかし、追加点は挙げられないまま時間が推移する。

 終盤になると1点をリードされたキルギスタンも、後方でパスをつなぎ攻めて来ない。今回のW杯がタイで開催されるため、アジアからは開催国のタイを含めた5か国が本大会に出場できる。しかし、この試合の前に終わっていた試合で、タイがすでに4強入りを決めていた。この場合は、8強で敗退した4チームのうち、もっとも得失点差が少ないチームがW杯出場権を獲得できることになっていた。そのため、0-1ならW杯出場の可能性があると判断したキルギスタンは、無理に攻めることを止めたようだった。

 そんな相手に対し、日本も無理にボールを奪いに行くことはしなかった。試合終了間際になるとキルギスタンは、突然、ロングボールを放り込んでくる意外性のある攻撃を見せてきた。それでも、集中を切らさなかった日本は最後までゴールを守り切り、1-0で勝利。11大会連続のアジア選手権ベスト4進出を決めると同時に、3大会連続のW杯出場権も獲得した。

 キルギスタンにとっての悲劇は、試合後に訪れる。同時刻に行われていたもう一試合で、オーストラリアが延長戦の末に3-2でクウェートに競り勝った。このため、得失点差でクウェートとキルギスタンが並んだが、より多くの得点を挙げていたクウェートがW杯への最後の一枚の切符を手にした。

 最終的にW杯のアジア代表は、日本、イラン、オーストラリア、クウェート、そして開催国のタイの5か国に決定した。

 なお、AFCフットサル選手権2012の準決勝は明日30日に行われ、日本はオーストラリアと対戦する。もう一試合ではタイとイランが対戦。その後、大会決勝は6月1日に行われる。

準々決勝
日本 1-0(前半1-0) キルギスタン
<得点者>
[日]逸見勝利ラファエル(11分)

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