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95日ぶりの代表戦、今野「不安もあるけど自信を持って」

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 自然体で臨む。23日のアゼルバイジャン戦(2-0)は不参加だった日本代表DF今野泰幸(G大阪)は27日から代表合宿に合流。30日の練習を終え、「徐々にピリピリ感というか、緊張感が出てきた」と、6月3日のW杯アジア最終予選・オマーン戦(埼玉)へ気持ちを高めた。

 2月29日のW杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦(0-1)後には「このまま最終予選に入るのは不安」と話していた今野。アゼルバイジャン戦は今野、DF吉田麻也という主力CB2人が不在で、2人にとってはオマーン戦がウズベキスタン戦以来、95日ぶりの代表戦となる。

 それでも「ブランクは感じないし、代表はそんなに頻繁に会えるものではない。そういう中でもやっていかないといけないし、それは言い訳にできない」と強調。「不安は付き物。サッカーは何が起こるか分からないし、最終予選に簡単な試合はない。不安もあるけど、自信を持って臨みたい」と、独特の表現で意気込んだ。

 10年10月のザックジャパン発足後、アゼルバイジャン戦を欠場するまで全20試合に先発してきた今野。連続記録は途絶え、今季から移籍したG大阪でも苦しんでいるが、ザッケローニ監督の信頼は変わらない。

 この日から着手したオマーン対策についても「監督は相手選手の個人の特徴も言ってくれる。どういうところが穴になってくるか。そこを突けばチャンスになるというのも確認した」と充実した表情で話す。「みんなはどうか分からないけど、相手の情報をもらうと、僕は一気に緊張感が高まる」と、徐々に“戦闘モード”に入ってきた。

(取材・文 西山紘平)

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