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“決戦モード”に入った本田、「自信がなければサッカーをやってない」

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 顔つきが明らかに変わった。前日30日まで連日、報道陣の取材に応じてきた日本代表MF本田圭佑(CSKAモスクワ)。立正大と練習試合を行った31日の練習後はテレビの共同インタビューには答えたものの、ペン記者の待つミックスゾーンは無言で通り過ぎた。試合に向けた集中力を高め、自分自身をコントロールするため、試合直前は取材に応じない本田なりの“流儀”だった。

「どんなときもそうだけど、チームにしっかり貢献して、得点に絡めるようにしっかり準備したい」。テレビ局のインタビューに短い言葉で決意を語った本田。「ゴールを取る自信、勝利する確信はあるか?」と聞かれると、「なければサッカーをやってない」と表情も変えずに即答し、「しっかり試合に向けて準備を整えたい」と力を込めた。

「自分たちのサッカーをしっかりやること。ありきたりのコメントかもしれないけど、それが大事になる。難しいときこそ、ブレずにやることが大事。(6月の)3試合がどうなるか分からないけど、3勝目指してがんばります」

 6月3日のW杯アジア最終予選・オマーン戦(埼玉)を3日後に控え、いよいよ“決戦モード”に入った。合宿初日に「大事なのは体のコンディションより気持ちのところ」と話し、「2日前か、早くて3日前。自分の中で決めているわけではないけど、自分はだいたい2日前」と戦闘態勢に入ることを“予告”していた本田。その言葉どおり、決戦に向けて一気に緊張感が高まってきた。

(取材・文 西山紘平)

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