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北九州がホーム2か月ぶり勝利!湘南は吉濱デビュー戦ゴールも8戦未勝利に

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[6.2 J2第17節 北九州3-2湘南 本城]

 2日、J2第17節の試合が各地で開催され、福岡県北九州市の北九州市立本城陸上競技場では14位・ギラヴァンツ北九州と4位・湘南ベルマーレが激突。FW常盤聡とMF安田晃大がいずれも今季初ゴールを挙げるなど、北九州が3-2で勝利した。
 
 4月8日の鳥取戦(1-0)を最後にホームでの勝利がない北九州は4-3-3システム。GKは佐藤優也で4バックは右から宮本亨小森田友明キローラン木鈴関光博。中盤は木村祐志森村昂太のダブルボランチでトップ下が安田。3トップは右から端戸仁池元友樹、常盤が並んだ。

 一方、5試合連続引き分け中で7試合勝利のない湘南は累積警告のためDF大野和成が出場停止で、チーム2位の6得点をマークしているDF遠藤航も27日の徳島戦で負った右足関節捻挫によって離脱。3-4-3システムの3バックは鎌田翔雅山口貴弘島村毅の構成で、中盤はハン・グギョン永木亮太のダブルボランチで右アウトサイドに古林将太、左アウトサイドに菊池大介。3トップは初先発のアレックスを頂点に右が馬場賢治、左には古橋達弥が入った。GKは阿部伸行が先発した。

 前半は立ち上がりから厳しいプレスをかけた北九州が主導権を握る。対して湘南は連係を欠き、注目の18歳・アレックスも攻撃の起点となれず。それでも21分には左サイドから永木が上げたクロスに馬場が合わせ、25分にはショートパスでDFを剥がすと古橋の右クロスに永木が飛び込んだ。
 
 北九州も31分に宮本の右クロスから安田が右足ボレーを放ち、39分にも関の左クロスに常盤が合わせるなどチャンスの数を増やす。そして0-0で突入した後半開始直後の1分、北九州は「後半、途中で潰れてもいい」と気合十分だった常盤が右サイドからのクロスボールを胸でコントロールしてから左足で豪快な先制弾。だが、湘南は8分に右スローインから交代出場のMF宮崎泰右、永木とボールをつなぎ、最後は右中間から仕掛けた菊池が右足シュートをゴール左隅へねじ込んだ。

 8戦ぶりの白星へ士気上がる湘南だが、自らのミスで勝利のチャンスを逃してしまう。15分、北九州・常盤の上げた左クロスをキャッチングの体勢に入ったGK阿部が痛恨のファンブル。ボールはゴールラインの内側に落ちて勝ち越されてしまった。

 再び同点を目指すことになった湘南は33分に古橋の強烈な右足ミドルがゴールを捉えたものの、北九州GK佐藤が右手一本でビッグセーブ。逆に後半、攻撃にアイディアと連動性の出てきていた北九州は35分にも木村の右足FKのこぼれ球を安田が押し込んで3-1とした。

 それでも粘る湘南は42分、松陰大からの特別指定選手である期待のFW吉濱遼平がJデビュー戦でゴールを奪う。宮崎の左クロスのこぼれ球を古橋がスライディングでつなぐと、後半28分から出場していた吉濱が豪快な左足シュートで初得点を挙げた。だが北九州はその後の追撃を許さず、ホーム2か月ぶりの白星を挙げた。5月3日の町田戦以来となる白星を挙げた北九州は次戦、アウェーで福岡との「福岡ダービー」。常盤は「今年初めての福岡ダービー。絶対に負けないように頑張る」。この日の白星で弾みをつけた北九州がダービーでの初勝利を狙う。

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