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ダヴィ3戦連続弾も甲府の連勝は2でストップ、松本とドロー

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[6.2 J2第17節 松本1-1甲府 松本]

 5位ヴァンフォーレ甲府は敵地で15位松本山雅FCと対戦し、1-1で引き分けた。連勝は2でストップ。先制され、追いついたが逆転はならなかった。一方の松本は2戦連続ドローで3戦勝ちなし(2分1敗)となったものの、3戦ぶりのゴールが生まれるなど、価値ある勝ち点1を手に入れた。

 試合後、松本の反町康治監督は「実力的には1枚も2枚も甲府が上だと分かった上での試合だった。向こうの保持する時間が長い中で選手たちは今日に関しては非常に良くやってくれたんじゃないか」と試合を振り返った。

 開始直後から甲府がFWダヴィを中心に攻め込んだ。前半5分には縦パスに抜け出したダヴィがゴール正面から強烈なミドルシュート。枠を捉えるもGK野澤洋輔がしっかりと弾いてみせた。その後も果敢に攻めてくる相手を松本の守備陣がなんとか抑える。

 すると前半22分、鮮やかなパスワークから松本が先制点を奪った。中央でボールキープしたFW船山貴之が右サイドへ展開。MF玉林睦実の右クロスをファーサイドのDF鐡戸裕史が右足ダイレクトで叩き込んだ。これがゴール右へ吸い込まれ、松本が先制。1-0とリードを奪った。

 しかし甲府もすかさず同点に追いつく。前半35分にダヴィの放ったヘディングシュートはクロスバーを叩いたが、直後の前半36分にようやく得点が生まれた。MF山本英臣が前線へロングパス。左サイドのDF盛田剛平が頭で落とすと、最後はダヴィが右足で押し込んだ。J2得点ランキングで単独首位に立つダヴィの3戦連続となる今季13点目で1-1に追いついた。そのまま前半を折り返す。

 後半に入り、試合をひっくり返したい甲府だったが追加点は遠い。後半14分にダヴィが放ったシュートはポスト右へ外れ、同16分にはDFドウグラスと盛田がゴール前まで詰め寄り、シュートを狙うがクロスバーを叩いた。その後もFW永里源気が再三決定機を迎えるが決めきれず。終了間際にはカウンターから、GK野澤との1対1を迎えたがシュートは止められてしまった。松本守備陣の奮闘もあり、1-1で試合は終了。勝ち点1を分け合った。

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