代表合宿12日目、練習後の選手コメント
8日のW杯アジア最終予選・ヨルダン戦(埼玉)に向けて埼玉合宿中の日本代表は5日、非公開で練習を行った。
以下、練習後の選手コメント
●FW香川真司(ドルトムント)
「(マンチェスター・Uの移籍合意発表について)完全な合意はしていない。交渉はしているけど、サインはしていない。代表戦があと2試合あるので、そこに向けて日本代表のチームメイト全員が集中している。僕もできれば代表のあとに話したい。メディアの人もそれに協力してくれたらうれしい。8日と12日の試合で結果を残せるように集中したい。皆さんもできるだけサポートしてくれればうれしいです」
●FW宮市亮(ボルトン)
―香川のマンU入りが発表されたが、先輩としてどう?
「今、初めて知ったので。向こうで一緒に戦って、というか、一応、先輩ですが、プレミアリーグを日本人として盛り上げたいし、僕も負けていられない。追いかけていかないといけない存在なので、越えていけるように頑張っていきたい」
―代表で香川から学んでいることは?
「香川選手は狭い中でもボールを取られないし、判断もすごく早い。僕はプレーというか、スペースのあるところでの動きが自分の特徴なので。そういう狭い中でのプレーも、もっともっと幅を広げていけば、両方できる選手になってもっともっと幅の広い選手になると思うので。そういうところを、もっと学んで盗んで、見習って、自分のものにしていきたいと思います」
―合宿中にイングランドのことを聞かれた?
「そうですね。みんなそれぞれの海外での話をしましたし、香川選手というわけではないですが、激しいリーグということは話しました。あと、『ロンドンは住みやすいですけど、ボルトンはあまり住みやすくないです』という話はしました」
―マンチェスターは?
「マンチェスターはボルトンに近いので、僕はよく行っていた。ロンドンに比べると小さいですけど……やっぱりロンドンが一番いいです(笑)」
―見劣りしない?
「全然やれると思いますし、日本代表の10番としてプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドというビッグクラブで活躍してくれると思いますし、活躍してほしいと心から思います」
―食事は日本人に合わない?
「そうですね。僕は基本、自分でつくっていたので、あまりあれですけど。ロンドンはそういう面で不自由ないけど、ボルトンにいたときはちょっと入ったレストランが全然おいしくなかったりしたので。でも、ロンドン、マンチェスターは問題ないと思います」
―日本人が増えることについては?
「プラスなことしかないと思います。プレミアリーグは世界最高峰と言われるリーグで、そこで日本人選手が活躍することで日本代表のレベル、日本全体のレベルも上がると思います」
―マンU対アーセナルが日本でもさらに注目される?
「そうですね。そうなればいいですけど、まずは僕ががんばらないといけないので。アーセナルでプレーできるように。しっかり代表で頑張って、アーセナルに戻ってプレシーズンをがんばって。どうなるか分かりませんが、アーセナルに残れるようにがんばります」
―まだ決まっていない?
「キャンプはアーセナルでやりますが、そこからはどうなるか分かりません」
―対戦することは?
「本当に楽しみですし、僕自身まだまだアーセナルで試合に出る舞台に立てていないので。(香川と)戦う前に、アーセナルでピッチに立つための権利を得るために、そこに向かってがんばっていきたいと思います」
●FW岡崎慎司(シュツットガルト)
―右からも崩せることが大事?
「チームがリズムをつかむためにも大事なことだと思うし、成長すべきところもそこにあるのかなと思う。縦の突破だったり、結構何回か試みたけど、あれをもうちょっと強引にでも縦に突破して、クロスの回数を増やしたり、個人の実力とか、ウッチー(内田)と2人でもっとなんとかしたい。向こうからもいいボールが来るので、そこを見つつも、俺らも逆に反対サイドを生かしていければチームとしても強くなっていくと思う」
―ゲームをつくることはドイツでも自信を付けた?
「自信を持ってできるようになってきているのはあると思うけど、常にうまくいくとは限らない。でも、それを何回か繰り返すことで、相手も脅威になるだろうし、チャレンジすることによってもっとうまくなる。それの繰り返し。自分は下手だからというのはいつも思っているし、それでもやることが大事だし、それでもできるというのを今は見せたい。タイプじゃないからやらないというのではなくて、努力して、それを演出してみせれば幅が広がると思う。だからといって逆サイドにボールがあるときに待っているのではなくて、突っ込むというのは意識しています」
―日本の左は研究されているから、もっと右に?
「それは別に言わなくても分かっていることだと思うので。やっぱり俺らのストロングポイントは左だと思っているし、左に寄せながら、向こうにおびき寄せて右に持っていくのもありだと思う。だから警戒されていようが、されてなかろうが、やることは一緒かなと思う。どっちからでもいいと思うけど、攻めながらどっちかを警戒されたら逆で崩せるのは強みなんじゃないかなと思う」
●FWハーフナー・マイク(フィテッセ)
「1試合目もしっかり勝ったし、雰囲気はすごくいい。お客さんもいっぱい入ったし、次も自分も出たらしっかりやりたい」
―ヨルダンの印象は?
「まだ映像も見てないので。オマーン戦の前と変わらず、雰囲気よく練習ができている。まずしっかりと練習から準備して、出番があれば自分の力を出せるようにチームに貢献したい」
―相手は守りを固めてくる可能性もあるが?
「出番が来れば、自分の特長を生かせるようにしっかり準備したい」
●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
―オマーン戦の視聴率が30%を超えたが?
「30%を超えたことがすごいのかよく分からないけど、3人に1人と考えたら少ない感覚」
―右膝手術後、代表戦では初のフル出場だったが?
「1歩ずつしっかりと進んでいる実感はある。でも、1歩ではなく、一気に2歩進むこともタイミングを見計らって、どこかでギアを上げていきたい」
―右膝の状態は?
「プレーできる状態ではある。不安がなくなる状態まで、しっかりと直していきたい」
―ヨルダンとはアジア杯でも対戦しているが、印象は?
「しっかりとチームとして守備が組織されている印象を持っている」
―自分たちのクオリティーを追求していく?
「読みにくい攻撃をすることが大事になる。バリエーションを増やして、人数をかけた攻撃ができるかどうかが、点を取れるかどうかにつながる。こないだより質と回数を上げないと、なかなか点は取れないと思っている」
―ファンは2試合連続ゴールと2連勝を期待していると思うが、期待に応える自信は?
「毎回言っているけど、自信がなかったらサッカーをやってない。まずは勝つことを第一優先にしてやりたい」
―香川のマンチェスター・Uへの移籍が合意したと発表されたが?
「まだ正式には決まってないという話を聞いているけど、(香川)真司は世界のトップクラブでプレーするのにふさわしい選手だとチームメイトとして思うし、誇らしい気持ちもある。ライバルとして、自分もビッグクラブにふさわしい選手だと自覚している。自分は自分のプレーをする。まだ決まってないと聞いているけど、いい形で真司を後ろからサポートできれば」
―ハーフナーとはまだ一緒に試合に出ていないが、印象は?
「足が長いので、リーチの部分は長所かなと思う。そのタイミングで足が出てくるのかというのは練習でも何度か感じる当然、高さもあるし、ヘディングもこのレベルだと頭一つ出ていると思う」
―背番号4のイメージを変えたいと話していたが、オマーン戦で手応えは?
「まだ全然感じていない。1試合で変わるものでもない。長い間、結果を出し続けてこそ、イメージも定着していくと思う」
―ヨルダンは引いて守ってくる可能性もあるが?
「やってみないと分からない。(最終予選が)8試合しかない中で、向こうは初戦を引き分けている。1試合1試合が大事になるし、2チームしか自動で(W杯本大会に)行けない中で、次も守備的に来るのかどうか。どっちにも対応できるように準備したい」
●MF清武弘嗣(C大阪)
―今日は戦術練習?
「まぁ、はい」
―ヨルダン対策も入ってきた?
「いや、まだですね」
―香川の移籍合意が両クラブから発表されたが?
「そうなんですか? 全然知らなかった」
―これまで一緒にプレーしてきたが?
「いやぁ、すごいですね。すごいと思います」
―自分もいずれはビッグクラブでのプレーが目標?
「いや、先のことはどうなるか分からないので、今のことに集中したいと思います」
―ドイツ組が一人減った?
「でも、みんないるんで大丈夫です」
―そういう話はしていない?
「ちょくちょくはしていましたけど、具体的なことは全然知らなかったので」
―C大阪時代と比べて変わった?
「あんまり一緒にプレーしていないけど、すごく自信を持ってプレーしていると思う。海外組はみんなそうだと思う。すごく生き生きとしていますし、自信を持ってプレーしているので、そこが一番違うと思います」
●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
―香川のマンU移籍が決まったが?
「欧州で活躍して、ビッグクラブに移るなんて、僕らの世代にとっては漫画の世界。今の子供たちは(香川)真司を見て、ああなりたいと思ってくれればいいと思います」
●DF吉田麻也(VVV)
―オマーン戦を振り返ると?
「初戦は難しくなると思っていたけど、結果も内容もいいもので終われて、いいスタートを切れたと思う」
―相手のシュートは1本だった。
「ウズベキスタン戦の失点から、監督に言われてきたことをチームとして取り組んで、結果として出せたのがよかった。試合をしながら守備陣もやりやすさを感じたし、守備がうまくいけば攻撃も2次攻撃、3次攻撃につながる。次の試合も続けていきたい」
―アジア杯のヨルダン戦では終了間際に同点ゴールも決めたが?
「当時は自分にとって代表のデビュー戦に等しかった。自分自身、浮足立っていた。あのときはギリギリで追いついたけど、今度はホームで、相手は移動もある。有利な条件はいろいろあるし、チームとしてもここで勢いに乗って勝ち点3を取りたい」
―完封を狙う?
「いつもそうだけど、ゼロに抑えられれば一番いいし、こないだは決めるべき選手が決めてくれた」
―アジア杯のヨルダン戦は吉田選手自身を有名にしたと思うが?
「有名になるとかは気にしないけど、注目度の高い試合で、お客さんもたくさん入る。おもしろい試合をして、自分も活躍できれば。点も取れればとは思っている」
―香川のマンチェスター・Uへの移籍が合意したと発表されたが?
「そうなんですか? ビックリです。日本のためいもすごくいいことだと思うし、僕らもそれについていければ。一つでも高いレベルを目指していきたい。刺激にもなります」
●DF長友佑都(インテル)
「僕は何も知らないですよ。お疲れさまです」
―インテルというビッグクラブでプレーしているが?
「なるほど。決まったんですか? 僕はまだ聞いていないので、そこはすいません」
●GK川島永嗣(リールス)
―香川の移籍が決まったが?
「めでたいですね」
―本人はまだと言っていた。
「そうなんですか? 全然分からないです」
(取材・文 西山紘平、河合拓)
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●FW香川真司(ドルトムント)
「(マンチェスター・Uの移籍合意発表について)完全な合意はしていない。交渉はしているけど、サインはしていない。代表戦があと2試合あるので、そこに向けて日本代表のチームメイト全員が集中している。僕もできれば代表のあとに話したい。メディアの人もそれに協力してくれたらうれしい。8日と12日の試合で結果を残せるように集中したい。皆さんもできるだけサポートしてくれればうれしいです」
●FW宮市亮(ボルトン)
―香川のマンU入りが発表されたが、先輩としてどう?
「今、初めて知ったので。向こうで一緒に戦って、というか、一応、先輩ですが、プレミアリーグを日本人として盛り上げたいし、僕も負けていられない。追いかけていかないといけない存在なので、越えていけるように頑張っていきたい」
―代表で香川から学んでいることは?
「香川選手は狭い中でもボールを取られないし、判断もすごく早い。僕はプレーというか、スペースのあるところでの動きが自分の特徴なので。そういう狭い中でのプレーも、もっともっと幅を広げていけば、両方できる選手になってもっともっと幅の広い選手になると思うので。そういうところを、もっと学んで盗んで、見習って、自分のものにしていきたいと思います」
―合宿中にイングランドのことを聞かれた?
「そうですね。みんなそれぞれの海外での話をしましたし、香川選手というわけではないですが、激しいリーグということは話しました。あと、『ロンドンは住みやすいですけど、ボルトンはあまり住みやすくないです』という話はしました」
―マンチェスターは?
「マンチェスターはボルトンに近いので、僕はよく行っていた。ロンドンに比べると小さいですけど……やっぱりロンドンが一番いいです(笑)」
―見劣りしない?
「全然やれると思いますし、日本代表の10番としてプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドというビッグクラブで活躍してくれると思いますし、活躍してほしいと心から思います」
―食事は日本人に合わない?
「そうですね。僕は基本、自分でつくっていたので、あまりあれですけど。ロンドンはそういう面で不自由ないけど、ボルトンにいたときはちょっと入ったレストランが全然おいしくなかったりしたので。でも、ロンドン、マンチェスターは問題ないと思います」
―日本人が増えることについては?
「プラスなことしかないと思います。プレミアリーグは世界最高峰と言われるリーグで、そこで日本人選手が活躍することで日本代表のレベル、日本全体のレベルも上がると思います」
―マンU対アーセナルが日本でもさらに注目される?
「そうですね。そうなればいいですけど、まずは僕ががんばらないといけないので。アーセナルでプレーできるように。しっかり代表で頑張って、アーセナルに戻ってプレシーズンをがんばって。どうなるか分かりませんが、アーセナルに残れるようにがんばります」
―まだ決まっていない?
「キャンプはアーセナルでやりますが、そこからはどうなるか分かりません」
―対戦することは?
「本当に楽しみですし、僕自身まだまだアーセナルで試合に出る舞台に立てていないので。(香川と)戦う前に、アーセナルでピッチに立つための権利を得るために、そこに向かってがんばっていきたいと思います」
●FW岡崎慎司(シュツットガルト)
―右からも崩せることが大事?
「チームがリズムをつかむためにも大事なことだと思うし、成長すべきところもそこにあるのかなと思う。縦の突破だったり、結構何回か試みたけど、あれをもうちょっと強引にでも縦に突破して、クロスの回数を増やしたり、個人の実力とか、ウッチー(内田)と2人でもっとなんとかしたい。向こうからもいいボールが来るので、そこを見つつも、俺らも逆に反対サイドを生かしていければチームとしても強くなっていくと思う」
―ゲームをつくることはドイツでも自信を付けた?
「自信を持ってできるようになってきているのはあると思うけど、常にうまくいくとは限らない。でも、それを何回か繰り返すことで、相手も脅威になるだろうし、チャレンジすることによってもっとうまくなる。それの繰り返し。自分は下手だからというのはいつも思っているし、それでもやることが大事だし、それでもできるというのを今は見せたい。タイプじゃないからやらないというのではなくて、努力して、それを演出してみせれば幅が広がると思う。だからといって逆サイドにボールがあるときに待っているのではなくて、突っ込むというのは意識しています」
―日本の左は研究されているから、もっと右に?
「それは別に言わなくても分かっていることだと思うので。やっぱり俺らのストロングポイントは左だと思っているし、左に寄せながら、向こうにおびき寄せて右に持っていくのもありだと思う。だから警戒されていようが、されてなかろうが、やることは一緒かなと思う。どっちからでもいいと思うけど、攻めながらどっちかを警戒されたら逆で崩せるのは強みなんじゃないかなと思う」
●FWハーフナー・マイク(フィテッセ)
「1試合目もしっかり勝ったし、雰囲気はすごくいい。お客さんもいっぱい入ったし、次も自分も出たらしっかりやりたい」
―ヨルダンの印象は?
「まだ映像も見てないので。オマーン戦の前と変わらず、雰囲気よく練習ができている。まずしっかりと練習から準備して、出番があれば自分の力を出せるようにチームに貢献したい」
―相手は守りを固めてくる可能性もあるが?
「出番が来れば、自分の特長を生かせるようにしっかり準備したい」
●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
―オマーン戦の視聴率が30%を超えたが?
「30%を超えたことがすごいのかよく分からないけど、3人に1人と考えたら少ない感覚」
―右膝手術後、代表戦では初のフル出場だったが?
「1歩ずつしっかりと進んでいる実感はある。でも、1歩ではなく、一気に2歩進むこともタイミングを見計らって、どこかでギアを上げていきたい」
―右膝の状態は?
「プレーできる状態ではある。不安がなくなる状態まで、しっかりと直していきたい」
―ヨルダンとはアジア杯でも対戦しているが、印象は?
「しっかりとチームとして守備が組織されている印象を持っている」
―自分たちのクオリティーを追求していく?
「読みにくい攻撃をすることが大事になる。バリエーションを増やして、人数をかけた攻撃ができるかどうかが、点を取れるかどうかにつながる。こないだより質と回数を上げないと、なかなか点は取れないと思っている」
―ファンは2試合連続ゴールと2連勝を期待していると思うが、期待に応える自信は?
「毎回言っているけど、自信がなかったらサッカーをやってない。まずは勝つことを第一優先にしてやりたい」
―香川のマンチェスター・Uへの移籍が合意したと発表されたが?
「まだ正式には決まってないという話を聞いているけど、(香川)真司は世界のトップクラブでプレーするのにふさわしい選手だとチームメイトとして思うし、誇らしい気持ちもある。ライバルとして、自分もビッグクラブにふさわしい選手だと自覚している。自分は自分のプレーをする。まだ決まってないと聞いているけど、いい形で真司を後ろからサポートできれば」
―ハーフナーとはまだ一緒に試合に出ていないが、印象は?
「足が長いので、リーチの部分は長所かなと思う。そのタイミングで足が出てくるのかというのは練習でも何度か感じる当然、高さもあるし、ヘディングもこのレベルだと頭一つ出ていると思う」
―背番号4のイメージを変えたいと話していたが、オマーン戦で手応えは?
「まだ全然感じていない。1試合で変わるものでもない。長い間、結果を出し続けてこそ、イメージも定着していくと思う」
―ヨルダンは引いて守ってくる可能性もあるが?
「やってみないと分からない。(最終予選が)8試合しかない中で、向こうは初戦を引き分けている。1試合1試合が大事になるし、2チームしか自動で(W杯本大会に)行けない中で、次も守備的に来るのかどうか。どっちにも対応できるように準備したい」
●MF清武弘嗣(C大阪)
―今日は戦術練習?
「まぁ、はい」
―ヨルダン対策も入ってきた?
「いや、まだですね」
―香川の移籍合意が両クラブから発表されたが?
「そうなんですか? 全然知らなかった」
―これまで一緒にプレーしてきたが?
「いやぁ、すごいですね。すごいと思います」
―自分もいずれはビッグクラブでのプレーが目標?
「いや、先のことはどうなるか分からないので、今のことに集中したいと思います」
―ドイツ組が一人減った?
「でも、みんないるんで大丈夫です」
―そういう話はしていない?
「ちょくちょくはしていましたけど、具体的なことは全然知らなかったので」
―C大阪時代と比べて変わった?
「あんまり一緒にプレーしていないけど、すごく自信を持ってプレーしていると思う。海外組はみんなそうだと思う。すごく生き生きとしていますし、自信を持ってプレーしているので、そこが一番違うと思います」
●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
―香川のマンU移籍が決まったが?
「欧州で活躍して、ビッグクラブに移るなんて、僕らの世代にとっては漫画の世界。今の子供たちは(香川)真司を見て、ああなりたいと思ってくれればいいと思います」
●DF吉田麻也(VVV)
―オマーン戦を振り返ると?
「初戦は難しくなると思っていたけど、結果も内容もいいもので終われて、いいスタートを切れたと思う」
―相手のシュートは1本だった。
「ウズベキスタン戦の失点から、監督に言われてきたことをチームとして取り組んで、結果として出せたのがよかった。試合をしながら守備陣もやりやすさを感じたし、守備がうまくいけば攻撃も2次攻撃、3次攻撃につながる。次の試合も続けていきたい」
―アジア杯のヨルダン戦では終了間際に同点ゴールも決めたが?
「当時は自分にとって代表のデビュー戦に等しかった。自分自身、浮足立っていた。あのときはギリギリで追いついたけど、今度はホームで、相手は移動もある。有利な条件はいろいろあるし、チームとしてもここで勢いに乗って勝ち点3を取りたい」
―完封を狙う?
「いつもそうだけど、ゼロに抑えられれば一番いいし、こないだは決めるべき選手が決めてくれた」
―アジア杯のヨルダン戦は吉田選手自身を有名にしたと思うが?
「有名になるとかは気にしないけど、注目度の高い試合で、お客さんもたくさん入る。おもしろい試合をして、自分も活躍できれば。点も取れればとは思っている」
―香川のマンチェスター・Uへの移籍が合意したと発表されたが?
「そうなんですか? ビックリです。日本のためいもすごくいいことだと思うし、僕らもそれについていければ。一つでも高いレベルを目指していきたい。刺激にもなります」
●DF長友佑都(インテル)
「僕は何も知らないですよ。お疲れさまです」
―インテルというビッグクラブでプレーしているが?
「なるほど。決まったんですか? 僕はまだ聞いていないので、そこはすいません」
●GK川島永嗣(リールス)
―香川の移籍が決まったが?
「めでたいですね」
―本人はまだと言っていた。
「そうなんですか? 全然分からないです」
(取材・文 西山紘平、河合拓)
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