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宮吉2発も山形が2度追いつく、首位攻防戦はドローで山形が首位キープ

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[6.9 J2第18節 京都2-2山形 西京極]

 J2の第18節が9日に各地で行われた。首位モンテディオ山形と2位京都サンガF.C.の首位攻防戦は2-2で引き分けた。ホームの京都がFW宮吉拓実のゴールで2度もリードを奪うも、その度に山形が追いつき、勝ち点1を分け合った。勝ち点37に伸ばした山形が首位をキープ。勝ち点36になった京都はこの後に行われる3位千葉(勝ち点33)の結果次第では、3位後退の可能性も出てしまった。

 累積警告でMF中山博貴を出場停止で欠く京都だったが、その影響をみせない試合展開となった。立ち上がりから京都がチャンスをつくった。前半5分、後方からのパスを受けたFW久保裕也がワンタッチで前線へパス。抜け出した宮吉がPA左からシュートを狙うが決めることはできない。

 それでも前半9分に早くも試合は動く。右サイド距離のある位置からのFK、MFチョン・ウヨンが蹴り込んだボールにファーサイドの宮吉が合わせてヘディングシュート。高い打点で叩き込んだ。1-0と先制に成功する。

 追いつきたい山形はFW萬代宏樹が積極的にシュートを放つが枠は捉えられず。しかし前半終了間際の45分、萬代のパスからPA右へFW山崎雅人が抜け出す。DFともつれ込んでこぼれたボールをFW中島裕希が拾ってシュート。前線の3人が連動した動きをみせ、1-1と試合を振り出しに戻した。前半を折り返す。

 後半に入り、またしても京都がリードを奪う。後半11分、中村のスルーパスに抜け出した宮吉がGKと1対1を迎えるがオフサイドの判定。それでも直後のプレーで中央でボールを奪うと、素早く前線へスルーパス。直前にプレーの再現のように抜け出した宮吉がGKとの1対1を冷静に決め、2-1と2度目の勝ち越しに成功した。

 その後はなかなかスコアは動かない。それでも首位に立つ山形は最後まで諦めずに粘り強く攻め続ける。すると後半終了間際の43分、MF宮阪政樹の右CKはクリアされてファーサイドに流れると、PA左のDF石川竜也の足元へ。冷静に左足ダイレクトでボレーシュートを叩き込んだ。後半45分に京都は途中出場のFW長沢駿に代えて、FW原一樹を投入。最後の交代カードを切り、3度目のリードを目指すが実らない。2-2で試合は終了し、勝ち点1を分け合った。 

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