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J2得点ランクトップのダヴィ2発、甲府が10人の水戸に勝利

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[6.13 J2第19節 水戸1-3甲府 Ksスタ]

 7位ヴァンフォーレ甲府は敵地で9位水戸ホーリーホックと対戦し、3-1で勝利した。一人退場して相手が10人となるとFWダヴィの2得点などで逃げ切り、勝ち点3を手に入れた。一方の水戸は直接FKでの1得点にとどまり、2連敗を喫した。

 試合が動いたのは後半だった。後半23分、途中出場のMF堀米勇輝の右CKをGK本間幸司がパンチング。これがゴール内へ吸い込まれてしまった。公式記録上はオウンゴールで甲府が先制に成功した。しかし4分後に水戸がすかさず追いつく。PA手前左でFKを獲得。MF橋本晃司が右足で冷静に狙ったボールは、壁を越えてゴール左隅へ吸い込まれた。橋本の鮮やかな一撃で1-1に追いつく。

 だが1分後の後半28分にまさかの展開。DF福田健介の縦パスからPA内右へ抜け出した堀米の右足シュートが走り込んできたDF尾本敬の手に当たったとして、ハンドの判定。尾本はこれが2枚目の警告となり、退場となってしまった。数的有利となった甲府は「なんとなく今節はPKがあるかなと思って練習をしていた」と話すダヴィが冷静にゴール右隅へPKを決めて、再び勝ち越しに成功した。

 勢いづいた甲府は10人の相手を圧倒。3点目をめざして果敢に攻め込む。すると後半終了間際のロスタイム2分にダメ押しの3点目。途中出場のDFキム・ヨンギが右サイドでクリアミス。かっさらったFW高崎寛之が簡単にはたくと、これを受けたダヴィがPA左から中央へ切れ込み、右足シュートを叩き込んだ。J2得点ランキングで首位に立つダヴィの今季15点目が決まった。そのまま試合は終了し、甲府が3-1の勝利。勝ち点3を手に入れた。

 試合後、2得点の活躍をみせたダヴィは「アウェーで難しいゲームになると思ったが2点を取れて、勝ち点3も取ることができて嬉しく思う」と笑顔。甲府は次節、中3日で富山と戦う。現在は首位と勝ち点6差の7位。今後は下位チームとの戦いが続くため、ここで勝ち点3を重ね、上位陣に食い込みたい。

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