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終了間際に梅崎が決勝点!!浦和が3位浮上、G大阪は自動降格圏の17位転落…

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[6.16 J1第14節 G大阪1-2浦和 万博]

 5位浦和レッズは敵地で16位ガンバ大阪と対戦し、2-1で競り勝った。先制点を奪われるもFW原口元気のゴールで追いつくと、終了間際のロスタイム2分にはMF梅崎司が逆転弾。勝ち点3を手に入れると5位から3位へ順位を上げた。一方のG大阪は公式戦8戦勝ちなし(2分6敗)と苦境を脱せず、変わらず自動降格圏の17位へ転落した。

 G大阪はW杯アジア最終予選から戻ったMF遠藤保仁とDF今野泰幸がベンチスタート。最終ラインではDF金正也が先発し、ダブルボランチはMF明神智和とMF寺田紳一が組んだ。対する浦和の同代表DF槙野智章は先発出場を果たした。

 試合開始1分、早くもG大阪がチャンスをつくる。ドリブルで持ち込んだFWパウリーニョがPA右から強烈なシュートを放つ。これはクロスバーを叩いた。すると前半15分、立ち上がりの勢いそのままにG大阪が先制に成功した。パウリーニョの左CKにファーサイドで合わせたFW佐藤晃大がヘディングシュート。1-0と先制した。

 浦和は前半22分にアクシデント。今季全試合に出場しているDF平川忠亮が左足を負傷し、代わってMF宇賀神友弥が出場した。その後は浦和が果敢に攻める。すると前半29分、中央でボールキープしたMFマルシオ・リシャルデスが右サイドのMF柏木陽介へパス。柏木のクロスから最後は原口が右足シュートを決めた。1-1と試合は振り出しに戻される。前半終了間際の42分にはG大阪がチャンスメイク。右サイドから押し込み、MF二川孝広の右クロスに佐藤が飛び込む。頭で合わせたがポスト右を叩いた。1-1で前半を折り返す。

 後半からG大阪は二川に代わり、遠藤を投入。2度目のリードを目指す。対する浦和は後半18分にはマルシオとDF坪井慶介に代わって、MF矢島慎也とDF山田暢久を投入した。浦和が厚みのある攻撃で押し込むがなかなか追加点は生まれない。右クロスに原口が飛び込むもシュートはクロスバー上へ外れる。前線でGK木村敦志にプレスをかけた原口がボールを奪取し、倒れ込みながら無人のゴールへ蹴り込むが、わずかにポスト右へ逸れた。その後も梅崎のスルーパスに抜け出した矢島がシュートを放つが、GK木村の好セーブに阻まれた。

 すると終了間際のロスタイム2分、劇的な決勝点が生まれた。中央右サイド寄りでボールを受けた柏木がPA内逆サイドへパス。これを受けた梅崎は冷静にボールを足元へ落ち着けると、キックフェイントでDF2枚をかわして、右足シュート。冷静に流し込み、2-1と勝ち越しに成功した。梅崎自身が「いいところにボールがきて、いい形で左足で止めて、あとはキックフェイント。その後は覚えてないです」と振り返るゴールが決勝点。浦和が2-1で勝利し、3位に浮上を果たした。

 試合後、決勝点の梅崎は「浦和はもっと上にいけると思うのでもっともっと上を目指してみんなでやっていきたい」とキッパリ。「チーム一丸となって守り切りましたし、だからこそ勝利が舞い込んだと思う」と胸を張った。

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