beacon

[EURO]ギリシャがロシア下し、2大会ぶり決勝T進出!!ロシアは敗退決定

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.16 EURO2012 GL・A組第3節 ギリシャ1-0ロシア ワルシャワ]

 EURO2012(欧州選手権)は16日、A組のグループリーグ第3節を行った。すべてのチームに決勝トーナメント進出の可能性があるA組。ワルシャワ国立競技場ではギリシャ対ロシアの一戦が行われた。試合は前半ロスタイムにMFゲオルギオス・カラグニスが挙げた得点を守り抜いたギリシャが1-0で勝利。優勝した04年大会以来、2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。同時刻に行われた試合でチェコがポーランドを1-0で下したため、ロシアの1次リーグ敗退が決定した。

 勝ち上がるためには勝つしかないギリシャは、第1戦で退場したDFソクラティス・パパスタソプロスが先発メンバーに復帰。その他では、GKミハイル・シファキスを今大会初先発させるなど、第2戦から先発メンバー4人を入れ替えた。
 対するロシアは、引き分け以上で自力での突破が決まる。ここまで2戦、スタメンを入れ替えてこなかったが、MFコンスタンチン・ズリアノフが体調不良でベンチ入りメンバーからも外れたため、MFデニス・グルシャコフが今大会初めてスターティングメンバーで起用した。

 前半チャンスの数で上回ったのはロシアだった。だが13分のFWアレクサンドル・ケルジャコフの抑えの利いた右足シュートはわずかに右に外れる。17分にはDFユーリ・ジルコフがカウンターから左サイドでボールを受けるとそのままゴール前まで持ち上がり、マイナスに折り返すが、DFに先に触られクリアされた。さらに40分にはショートコーナーの折り返しを受けたジルコフが中央に切り込んで強烈シュートを放つが、わずかに枠上に外れていった。

 ロシアに押され気味でほぼチャンスを作り出せなかったギリシャだったが、思わぬ形で試合を動かす。前半ロスタイムの右サイドからのスローイン。ロングスローで前線にボールを入れると、DFセルゲイ・イグナシェビッチがクリアミスしてしまう。カラグニスの足元にこぼれると、そのままゴール前まで持ち上がり、豪快に右足を振り抜くと、GKの脇を抜けてネットを揺らした。ワンチャンスをものにしたギリシャが前半終了間際に先制に成功した。

 思わぬ形で失点を許したロシアは、後半開始からケルジャコフに代えてFWロマン・パブリュチェンコを投入し、同点弾を狙いに行く。しかしソクラティス・パパスタソプロスの戻った固いギリシャDF陣を崩すことが出来ない。

 ギリシャは守備を固めながらカウンターから追加点を狙う。後半16分にはカラグニスがドリブルでPA内に侵入。DFと接触し倒れるが、これはシミュレーションを取られ、PKとはならなかった。さらに24分、ゴール前で得たFKをDFギョルゴス・ツァベラスが直接狙ったがポストに嫌われた。

 ロシアは後半27分、グルシャコフに代えてFWパベル・ポグレブニャクを投入。パブリュチェンコとの2トップにして攻撃陣を分厚くする。同38分には右サイドからFWアンドレイ・アルシャフィンがゴール前にクロスボールを入れる。競り勝ったMFアラン・ジャゴエフがヘディングシュートを放つが、わずかに左に外れていった。

 チャンスの数では大きく上回ったロシアだが、最後までゴールネットを揺らすことは出来ず。試合は1-0でギリシャが勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。
 

▼関連リンク
EURO2012特集ページ

TOP