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町田GK修行がPKストップ!! 山形はドローで3戦未勝利

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[6.17 J2第20節 町田0-0山形 町田]

 前節の敗戦で首位から3位へ順位を落としたモンテディオ山形は敵地で最下位FC町田ゼルビアと対戦し、0-0で引き分けた。3戦勝ちなし(2分1敗)となり、この後に行われている湘南と京都の結果次第では、さらなる順位後退の可能性も出てしまった。一方の町田は連敗を3でストップさせたものの、9戦未勝利(3分6敗)と苦境を脱せずにいる。

 立ち上がり、試合の主導権を握ったのは町田だった。開始1分、敵陣中央でボールを奪うとカウンター。最後は抜け出したFW平本一樹がミドルシュートを狙うがクロスバー上へ外れた。その後もMF鈴木崇文のパスから平本がシュートを打つもオフサイドの判定。ゴールネットは許せない。

 すると前半20分過ぎから次第に山形が攻勢を強める。MF宮阪政樹を出場停止で欠いたものの、MF前田和哉がアンカーの位置で攻守に奮闘。前半35分にはDF石川竜也の左クロスからファーサイドのFW中島裕希がヘディングシュート。GKに阻まれた。前半終了間際にも左クロスに飛び込んだ中島が頭で合わせるも、クロスバー上へ外れる。0-0で前半を折り返した。

 後半に入ってもなかなか試合は動かない。後半32分には山形が勝ち越しのチャンスをつくる。石川の左クロスをファーサイドのFW萬代宏樹が頭で落とす。これを拾ったMF秋葉勝が胸トラップからシュートを打とうとするも、DF太田康介に倒された。PKを獲得する。しかし、石川がゴール左に蹴り込んだシュートはGK修行智仁が弾く。こぼれに走り込んだ中島が頭でゴール前へ折り返し、最後はDF小林亮が押し込む。山形が粘りをみせ、先制したかと思われたがオフサイドの判定。スコアは動かない。

 その後も山形は途中出場のMF比嘉厚平が果敢に仕掛けるも、シュートまでは持ち込めず。町田は最後まで平本が前線で身体を張ったが、ゴールネットを揺らすことはできない。互いに最後の最後まで粘り強く攻め続けたがシュート精度を欠くと、スコアレスの0-0で試合は終了した。

 試合後、PKストップの活躍をみせた町田の守護神・修行は「勝ちたかったが(勝ち点は)0よりは1の方がいいので」と話しながらも「でもやっぱり勝ちがいい」と複雑な表情。PKストップのシーンについては「たまたま。今年はたくさん(PKが)あったが止められてなかったのでホッとしている」と話していた。

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