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「敵は自分たち」90分間走りぬいた湘南が3連勝!

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[6.17 J2第20節 湘南2-0岡山 BMWス]

 17日、J2第20節が行われ、4位の湘南ベルマーレがMF高山薫とFW中村祐也のゴールによって、8位のファジアーノ岡山に2-0で勝利。連勝を3へ伸ばした。

 前半からビッグセーブを連発したGK阿部伸行が試合終了後のヒーローインタビューで「敵は岡山ではない。自分たちだと言われていた。本当にみんなで最後までやり切ってつかんだ結果だと思う。何よりみんながハードワークしてくれたことが一番」とチームメートを讃えていたが、90分間走りぬいた湘南がホームで勝ち点3を獲得した。

 ともに3-4-3システムの両チーム。千明聖典仙石廉の両MF中心にボールを動かす岡山だったが、FW金民均の決定的な一撃が湘南GK阿部に阻まれるなどスコアを動かすことができない。対する湘南はFW永木亮太の2アシストから2点を奪った。

 まずは前半17分、中央のFW菊池大介が左サイドへ展開すると、永木が中央へ絶妙なクロスボール。相手DFの前方へ入りこんだ高山が頭で先制ゴールを押し込んだ。その後も豊富な運動量で走り回る永木とMF坂本紘司らが相手にプレッシャーをかけ続ける湘南は、右サイドで豪快な突破を見せたMFハン・グギョンや中村がゴールへと迫る。

 ハーフタイムに曹貴裁監督から「連戦でつらいが、あと45分、最後まで走り切れ」とメッセージを受けた湘南の運動量は後半も落ちない。そして後半7分、センターサークルで中村が相手ボールをカットすると、これを拾った永木が中央を独走。そして右前方へ出されたスルーパスに反応した中村が、右足で2点目のゴールをねじ込んだ。

「奪ったボールはシンプルに。また勇気を持って動かし、ゴールに向かってボールを運ぶこと」と指示を受けて後半を迎えた岡山は千明の左足ミドルなどで追撃しようとしたが、無得点。5月20日の京都戦(1-2)以来5試合ぶりの黒星を喫した。

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