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[早スポ]首位奪還ならず…明治大に黒星喫す

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]

 アミノバイタルカップ2回戦で延長戦の末勝利を収めた明大を相手に迎えた、関東大学リーグ戦(リーグ戦)第10節。目指すは勝って首位奪還。優勝を目指すのに負けられない試合だったが、前半に3点を失う波乱の展開。後半に2点取り返すもあと一歩のところで追いつかず2-3で敗北に終わった。

 両者ともに譲らない前半立ち上がり。しかし、11分に明大にポストプレーであっさり先制される。この失点から試合の主導権はアグレッシブに攻め立てる明大に。続いて25分、右サイドから完全に崩され明大の豪快なシュートがゴールネットを揺らす。なんとか失点を2点で食い止め、前半のうちに1点は返したいワセダ。しかし中盤で上手くプレッシャーをかけられず相手の前線に好きなように動かれてしまう。セットプレーなどのチャンスはあるもののなかなか得点には繋がらず苦しい試合展開となる。38分、またしても右サイドから崩され明大に3点目を許す。その後、44分MF島田譲(4年=鹿島ユース)の出したボールにMF近藤洋史(2年=名古屋U-18)とMF三竿雄斗(3年=東京Vユース)が反応し、攻撃をしかけるも相手GKに止められ、1点も返すことなく前半を折り返す。

 迎えた後半立ち上がり、ロッカールームから帰ってきたワセダのイレブンは前半とは全く別人のような動きをみせる。48分、FW上形洋介(2年=早稲田実高)が得たCKで試合は動く。MF野村良平(4年=流経大附柏高)が蹴った低いボールに三竿が押し込んでゴール。また続いて49分、FW榎本大希(3年=横浜FMユース)がバイタルエリアから持ち込んで放った強烈なシュートが見事決まり、2-3に持ち込む。この流れが落ち着かないうちにもう1ゴールは欲しいワセダだが、なかなかシュートチャンスを作ることができない。お互い一進一退のまま時間だけがすぎる。終了間際にはDF畑尾大翔主将(4年=F東京U-18)が前線に出てくるパワープレーで攻めの姿勢をみせるが、得点には至らず試合終了のホイッスルが響いた  

「前半に立て続けに失点したこと、特に3点目を入れられたことがすごく痛かった」と島田が話すとおり、前半で3点を先取されたことが直接的な敗因だ。しかし後半しっかり2点返すなど内容が悪かったというわけではない。今節の敗戦により、前期を首位で終えるという目標は自力では叶わなくなってしまった。日本一を目指すためにこれ以上の負けは許されない。次節の相手は、アミノバイタルカップ準決勝では勝利を収めた国士大。「1勝の重み、2点の重みというところを練習からもっとこだわっていかなければ」という畑尾主将の言葉通り、油断せずに勝利をつかんでほしい。

[写真]先制点を決めた三竿

(取材・文 早稲田スポーツ 森田由貴)
(写真 池田朋美)

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