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[早スポ]早稲田大vs明治大 試合後の早稲田大コメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]

 アミノバイタルカップ2回戦で延長戦の末勝利を収めた明大を相手に迎えた、関東大学リーグ戦(リーグ戦)第10節。目指すは勝って首位奪還。優勝を目指すのに負けられない試合だったが、前半に3点を失う波乱の展開。後半に2点取り返すもあと一歩のところで追いつかず2-3で敗北に終わった。

以下、試合後の早稲田大コメント

●DF畑尾大翔主将(4年=F東京U-18)
―あと1点に迫りながらタイムアップを迎えてしまいました。
「きょうがアミノバイタルカップ優勝直後のリーグ戦だったわけですが、それは言い訳に過ぎず、本当に強いチームはそういう状況であってもエネルギーを持って戦えますし、前半だけで3失点などしません。自分たちの力の無さを再確認できましたし、切り替えてやっていかなければいけませんね。守備者としても3失点は大いに課題が残りますし、1失点の後声を掛け合って切り替えるなど、そういうところをみんなで共有してやっていきたいです」

―大量失点の原因はどこにあるとお考えですか?
「「危機感の違い」にあったと思います。明大はアミノバイタルカップでうちに負けて全国を落とし、きょうは凄まじいエネルギーを持って戦ってきました。受け身になったわけではないですが、エネルギーのパーセンテージという部分で相手に完全に上回られてしまいました」

―後半開始早々に2点を返せたことについてはいかがですか。
「今季のチームは後半に強い傾向があります。仮に前半1失点に抑えていれば後半の2点できょうは勝つことが出来ていたわけで、それを考えると本当に前半の3失点が悔やまれますし、大きな課題です」

―中大が引き分けに終わったことで、勝てば首位という状況でした。意識はありましたか?
「みんな頭の中にはあったと思うのですが、口に出す選手はいなかったです。以前にもそのような大事な試合で勝ちきれなくて首位に立てなかったということがありましたし、「勝負強さ」というものを付けていかないといけないです。1勝の重み、1点の重みというところを練習からもっとこだわっていかなければいけません」

―前期も残すところあと1節です。意気込みをお願いします。
「前期を首位で折り返すことがまずは自分たちの目標だったので、他力本願にはなってしまいますが、1週間いい準備をして試合に臨みます」

●MF野村良平(4年=流通経済大付柏高)
―試合を振り返って。
「相手はアミノバイタルカップのときに自分たちに負けていたので、良い準備をして強い気持ちを持って試合に臨んでくるっていうのは分かっていたにも関わらず、前半はその勢いにやられてしまいました」

―3失点は今季初めてです。
「1点目取られたときは連続で失点されなければ大丈夫だと思っていたんですけど、結局追加点を取られてしまって、前半のうちに1点返せればもっといけたのかなと思うんですけど、点差的にはきつかったですね」

―3-0で前半を終えたときの心境は?
「自分たちの強みを出せないでその状況だったので、まずは自分たちの強みを出してしっかりやろうと思っていました」

―後半立て続けに2点返しましたが、最後まであと1点が取れなかったのはどうしてだと思いますか?
「2点取った後のもう1点ってところで、チャンスはあったんですけどもっと作れたのかなっていうのもありますし、相手が引いて守ってきたときに何をするかっていうところで自分たちがあまり上手くボールを運べませんでした。そこは課題として取り組んでいかなければいけないと思います」

―1点目は野村選手のCKから生まれました。
「相手がゾーンで守ってきていて高いボールを蹴ってもあまり有効じゃなかったので、ニアに速いボールっていうことで蹴りました。雨も降っていたし、速いボールだったら相手のミスも起きやすいし何か起こるかなと思って蹴りました」

―セットプレーに対する意識の高さが見られます。
「キッカーをやらせてもらっている以上はやっぱりこだわりを持ってやらないといけないし、セットプレーで得点のチャンスを作らなければならないと思っているので、意識はしてやっています」

―次節国士大戦に向けて。
「国士大もこの間やって勝っているチームで逆に相手は強い気持ちでくると思うので、次は前半の入りからしっかりやれるようにしっかり準備をしていきたいと思います」

●FW榎本大希(3年=横浜FMユース)
―明大に敗れた結果を受けていかがですか?
「(アミノバイタルカップで)優勝してから、良い形でリーグ戦に入らなければいけないのは分かっていました。前半入りもそんなに悪くはなかったと思いますが、前半で3点もビハインドしているとやっぱりきつくなると分かりました」

―前半で3失点した守備面についてはいかがですか?
「そんなにダメだったわけではないと思いますが、3点取られてしまったということで隙をつかれたのだと思います」

―ハーフタイムで指示はありましたか?
「やるしかないと皆で話しました。今までのリーグ戦の戦いでも後半の方が得点していたので、後半いけるぞと声を掛け合いました」

―ご自身のゴールシーンを振り返って。
「前半から相手が結構ブロックしていて、バイタルエリアまでいってもシュートまでは打てていなかったので、後半は積極的に打って行こうと思っていました。思い切って打ちました」

―後半で2点取れたことについては評価できますか。
「そうですけど、あの流れの良い時間帯の中で欲を言えばもう1点取れれば良かったです」

―次節国士大戦に向けて。
「(前期)最終戦なので、絶対に勝って少しでも順位をあげたいです」

[写真]3点目を奪われ、うなだれる選手たち

(取材・文 早稲田スポーツ)

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