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ポルトのフッキ「PSGではなくチェルシーに行きたい」

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 ポルトのFWフッキは、欧州中のメガ・クラブから注目を集めている。中でも獲得に熱心なのは、パリ・サンジェルマンとチェルシーの2クラブだ。そして今夏のポルト退団が確実と言われているブラジル人ストライカーは、チェルシーへの移籍を希望していることを明らかにした。
 
 プレミアリーグのクラブは、昨シーズンから彼の獲得に興味を示していた。アンドレ・ビラス=ボアス前監督は、彼とともにフッキをポルトからチェルシーへ連れてきたがっていたのだ。しかし、リーグ1のパリ・サンジェルマンは、フッキの代理人に接触し、チェルシーの約1.5倍の移籍金を提示している。

 それでも25歳のストライカーは、フランスへ行くよりもイングランドへいくことを好むという自身の考えを、O Jogoに明かしている。

「チェルシーは現欧州王者だ。どの選手でも彼らの下でプレーしたいと思うだろうし、オレも例外ではない。移籍が実現すれば嬉しいね。ポルトにはすべてを残すことができるだろう。まだ彼らとの契約期間内にあるし、すべてを勝ち取ったこの4年間は、とても幸せだった」

 2014年にポルトとの契約が満了するフッキは「この夏、もしくは違う夏に何が起きても、僕の心の中には常にポルトのことがある」とクラブへの思いを語っている。

 チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏は、上海申花への移籍が発表されたFWディディエ・ドログバの代わりとなるストライカーを探しており、フッキを理想的な存在と見ている。

 ポルトガルのA Bola紙は、トッテナムが来季の新監督にアンドレ・ビラス・ボアスを迎えた場合、同クラブもフッキの獲得に動くだろうと報じている。チェルシーへの移籍が最有力ではあるが、誰が彼の代理人に対し5%の仲介金を支払うかという点と、彼の所有権の10%を保有するウルグアイのCAレンティスタスとの交渉が、クリアーすべき問題として横たわっている。

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